丹後籠神社編


2003年10月30日 ゾーさんと天橋立の近く「籠(この)神社」へ行った。

ねこきりは多分3回目・・・ぐらい。もう随分昔に行ったっきり。
でも、此処の神社へ行ってから、我が愛しのニギハヤヒ様にはまったのかも知れない。
最初に行ったきっかけは、浦島太郎伝説を追いかけて。
そう、丹後には「浦島太郎」と「羽衣伝説」があります。今になって思えば、そのどちらもの伝説は、古代日本の成り立ちを知る鍵となるものでした。
今回は、取り敢えず籠神社だけだったのですが、いずれは羽衣伝説も追いかけて小さな神社も幾つか訪ねてみたいな。

まず籠神社の奥宮
「真名井神社から。
古称としては「よさの宮(3種類の字があります)久志濱宮」別称として「豊受大神宮 比沼真名井 外宮元宮 元伊勢大元宮」
ふう〜、いっぱいあるねぇ。それだけ秘密が沢山隠されているって言うことなんだけど・・・。で、この上に書いた名前から、ここに祀られている神様がどれほど大きな神様かが判るわけです。
外宮元宮
!!つまり、お伊勢さんの外宮に祀られている神様は、此処から移されたと言うことです。此処からお伊勢さんへ遷った御祭神はと言うと「豊受大神」。お伊勢さんの外宮と一緒ですね。此処まではまぁ良いんです。
その先、由緒書きに依りますと、亦名「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」「国常立尊(くにとこたちのみこと)」。そして更に、その御顕現として「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)(稲荷大神)」と書いてある・・・。それにそれに、籠神社の下宮に対して上宮だと・・・。
これって、ちょっと神話に興味のある人だったら驚天動地!!
まぁ、此処の神社、神話に興味が無くてもかなりのエネルギースポットなので是非行って、感じてみて下さい。 

真名井神社本殿正面 アマテラス大神 イザナギ大神 イザナギ大神 磐座


ホント奥宮と言うだけ在って、小さなお社なんです。で、その真後ろにあるのが右側の写真の磐座(いわくらと読みます)。木漏れ日が強すぎて何がなんだか判らない写真ですみません
f^_^; 
撮影直前にゾーさんが神業をしてくれているので、光が喜んで暴れ回っている感じです





元、籠神社の社殿があった場所 禁足地になっています ずっと青い光の柱が立っていました

左の写真は、本殿に向かって右手の森。一歩境内に足を踏み入れた途端にこちらの方へ引っぱられた。もう、何の言葉も要らないぐらいの素晴らしい場所です。
少し小高くなっていて、「何かの残存記憶が残っているなぁ・・・、とても大切な場所なんだろうなぁ」と思っていたら、由緒書きによると籠神社の元の場所らしい。
右の写真は、本殿の後ろ側の山のてっぺんになります。肉眼ではずっと青い光の柱が立っていて、とっても綺麗でした。写真ではちょっと見えにくいですね
(‥ゞ

沢山の磐座があります。きりぎりすが此処をみて「ああ・・・黄泉の国なんだ・・・」と呟きました

此処では、あまりの気持ちよさに、ねこも石笛を吹かせていただきました。
最初鳴らないからダメかなぁ・・・と思ったんだけど、突然知らないはずの吹き方を思い出して、結構イイカンジで吹けました
(^_^)v

ゾーさんはペットボトルにお水を頂いて帰りました。
行かれるときは是非空容器をお持ち下さい。良い水が頂けます。

その後道案内に
「麓神社」と書いてあるのを発見し、「近そうやし、行ってみようか!」と言うことで、テクテクと田舎道を5分ぐらい歩きました。
でも、完璧な田舎の鎮守様と行った風情で、御祭神も読めないし、ちょっと荒れてるし、簡単にご挨拶して、ちょっと可愛かった子持ちの狛犬さんだけ写真に収めて帰りました。

麓神社のお狛さんです

でも、帰ってから判ったんだけど、結構歴史的に意味のある神社で、今度行ったらもうちょっとちゃんとお参りしようと思いました(..;)""> ポリポリ
御祭神は後で調べたところに依ると、「仁徳天皇とその孫億計王(おけのみこ)弘計王(をけのみこ)」


その後また田舎道をテクテク歩いて戻り、やっと丹後一宮
「籠神社」です。
別称「籠宮大社 元伊勢大神宮 伊勢根本 丹後一宮 一の宮大神宮 内宮本宮」
御祭神は主神「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」亦名「天火明命 天照御魂神 天照国照彦火明命 ニギハヤヒ命」
神代において、彦火火出見命(彦火明命の別名とも伝えられる)が籠船にて竜宮に行ったとの伝に依って、籠宮と言うそうです。
「此処の社伝によると、彦火火出見命と彦火明命が同一人物なんやて〜!」と言うことで、最初此処へやって来たわけです。ねこきりの神社巡りの最初の方のお話!!
でも、20年近く経って、やっと大筋が見えるようになったところ
(-_-;)
先は長そうです。

ちょっとアングルが悪いですが、籠神社の正面です。

取り敢えずこちらは観光地化しているので、参拝客が沢山観光バスで連れてこられます。で、簡単に此処でお参りした後、股覗きで有名な成相寺へ行ってしまいます。
ねこは、御参拝後社務所前に並べられているお守りの中に素晴らしいものを発見!!
ナント、お守りに「天照国照彦火明命」と織り込んである!!普通お守りって神社の名前だけじゃないですかぁ。なのに此処のお守りには神様のお名前が・・・。
ふっふっふっ、ちゃんとゲットしてきましたゼ♪
だってぇ、ニギハヤヒ様の追っかけとしたら、アイドルのサイン入り生写真ぐらいの価値はありますよ
(^_^)v
只今、枕の中にしっかりと収まって、良い夢を見せてくれています
(*^,^*)
で、その時に御由緒略記も頂いたのですが、もう一つの驚天動地が・・・。
相殿の説明の所なのですが、「豊受大神 天照大神」とあって、『豊受大神は、御饌津神と申され、天照大神が崇祭された大神である』と書いてある。
そ、そんなぁ〜?!だって御饌津神と言えばみけつ神で、宇賀御魂大神、つまり簡単に言うとお稲荷さん!なのに最高神であられる天照大神が祀っていたと言うことは、お伊勢さんより偉い神様?そんなに大きな神様なのに・・・貶められていたの〜
(‥、)
でもぉ、此処で言う天照大神って、どっち
???

観光地なので、ゾーさんの神業をする場所が難しい・・・。
何せ、知らない人が見たらかな〜り怪しい・・・。
でも、ご本殿の横の方でやってくれました。









お日様に輝く鰹木がステキでしょ♪ 左下でお仕事中です


最初にも書いたけど、調べれば調べるほど、籠神社は古代日本の謎を解く鍵を握っているようです。
まぁ、ゆっくり読み解いて行くつもり♪
昔話や伝説って、いろんな情報が詰まっているようです。皆さんも、たまには童心に戻って昔話を読み返してみるのも楽しいですよ。そして、その舞台になっている場所を訪ね歩くというのが、ねこきりお奨めの旅の楽しみ方です
(^_^)v

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