多度大社

2006年9月6日、みぃちゃんと多度大社へ行った。
鈴鹿での初お香体験セミナーの前に桑名東まで通り過ぎて、ちょっと寄り道。

ねこきりは10年ぶりぐらいで2回目。
ゴールデンウイークに凄い坂を馬が上るという「上げ馬神事」で有名なところ。

実は、今回デジカメを持って出るのを忘れたため、携帯の写真・・・(^_^;)
画素はそんなに小さくない機種なのですが、画素が大きい分メモリー容量がない(‥、)
なので、あまり沢山ご紹介できませんm(_ _)m

この神社は、東名阪の桑名東から大垣に向かって車で15分ぐらいのところにあります。

多度神社の御祭神は天照大神の第三子「天津彦根命(アマツヒコネノミコト)」。
それと、一目連神社の御祭神「天目一箇命(アマノマヒトツノミコト)」
もう一つ、美御前社の「市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)」の3つの神社を総称して多度大社と呼ぶらしい。

天津彦根命は、スサノオとアマテラスがうけいの時に生まれた男の子。
奇しくも、この日の朝、秋篠宮家に男子誕生のニュースが!!
おめでたい〜ヽ(^o^)丿
で、天目一箇命は、その天津彦根命の子供にあたるとか・・・。
製鉄の神です。
一本足、一つ目と言うのは、昔製鉄をしていた人の守り神です。
古代製鉄では、足踏み蹈鞴で、片足を痛める人が多かったし、鉄を溶かす温度を火の色だけで判断していたので、燃えさかる炎を片目で見続けることによって失明する人も多かったとか。
それを神として祀ったと言われています。

そして、美御前(ウツクシゴゼン)社の市杵島姫は、やはりスサノオとアマテラスのうけいの時に生まれた女子で、天津彦根命の妹になられます。
しかし・・・シチキシマ・・・イツクシマ・・・ウツクシ・・・御前と変化したのか?!
まぁ、厳島神社に居られる美し〜い姫神だから、美御前なだけか〜(^^;ゞポリポリ

と・・・思わず駄洒落的に考えてしまったねこであります(^_^;)



大きな木の向かって左側の坂を馬が登る!! 人参を貰っている白馬

この日は朝から雨の予報。確かに途中でポツポツと降ったものの、車から降りたときには全然降られないですみました(^_-)

それにしても、この上げ坂・・・最後は壁!!
此処を馬に乗って登るって、凄〜〜い事だと思う。
騎手は、氏子の中から選ばれて、1ヶ月間家族と共に別火の生活を送って身を清めてから神事に挑むとか。
練習の時に怪我をして、交代になったりすることもあるらしい・・・(^_^;)
この白馬さんがあの坂を上るんだろうか???
実はこの白馬、凄〜いワザを持っていて、人が馬舎の前に立つとこの今首を出している隙間からにゅっと首を出して、首が飛んでいきそうな勢いで上下に首を振る^_^;
要するに「ちょうだい!ちょうだい!」って感じ(‥ゞ
前に、人参のスライスが4〜5枚乗っている小皿があって、参拝客が100円でそれを前のくぼみに投げ入れるわけ・・・。
この写真では、KIRIさんが手渡ししてるけど、本当は直接やると噛まれるからダメって書いてある。

ここに白馬が居る理由は、この辺りでは白馬が多度山に坐す神に、願い事を届けるからとか。
1500年にも渡って、此処には白馬が居るらしい。

それにしても・・・あの凄い坂をこの子が登ったとは・・・考えにくい(..;)""> ポリポリ

馬舎の隣には小さな「藤波社」と言うお社が祀られていて、健速須佐之男命と少毘古那命、大穴牟遅命が祀られていました。まさしく出雲神!!

只今、本殿へ行く参道が工事中なので、宝物殿の前を通って本殿まで行きました。


ご本殿は、川の横を少し登り、橋を渡ったところにあります。

向かって左側が多度神社で天津彦根命。右側が一目連神社で天目一箇命を祀っています。

多度神社を横から撮っています なんだか気になった割れ目(^_^;)

一目連神社の写真を取り忘れていましたm(_ _)m
右の写真の場所・・・なんか気になったんだよね〜。
左に多度神社があって、右に一目連神社があって、その間の山に何かの道が・・・。
そして、そこにこの割れ目があって、「気」が吹き出してるわけ(^_-)

こちらの神社は、伊勢神宮と関係が深いので神明作りです。

後から判ったことなのですが、この天目一箇神は、天変地異の時に龍となって天に昇って人々を助けてくれるとか!
それで、此処の神社には扉が無いんだって♪
そう言えば、伊勢のように御簾が下がってただけでした!!





本殿横、神の山から流れてくる滝 美御前社(すみませんピンぼけです)

古代、此処の裏の多度山が御神体としてあがめられていて、雄略天皇の御代に社殿が建てられたとか。
遠くから見ると、確かに三輪山のような円錐形の山で、まさしく神奈備の様相を呈しております。
ひや〜っとした神気を運んでくる滝・・・マイナスイオンもいっぱいで気持ち良いですよ〜♪
(実は滝好きのねこであります(^_^)v)

右の写真の美御前社は、穴に御利益があるとか!
穴の開いた石を神前にお供えして、口、鼻、耳、女性の帯下の病に霊験あらたかだそうです。
でも・・・なんで穴〜???
市杵島姫と穴って・・・変!
もしかして、大穴牟遅の穴〜?
大穴牟遅ってオオナムジと読むんだけど、オオナムチとも大國主とも大物主とも言われてる・・・要するに出雲のダイコクさんだったりするわけ・・・。
もしかして・・・市杵島姫と大穴牟遅命って・・・何か関係があったのか〜(^_-)

で・・・びっくりしたのが・・・このお社の前に供えられていた穴のあいた石・・・。
例の、隕石とも言われていたあの石と同じものが2つも・・・( '_';)
貰った人は「隕石です」って言われて貰ってるから、あんなところに置いたりしないだろう。
もしかして・・・あの辺りでもあの石が採れるのか?
あり得るよね〜・・・だって天目一箇神って、製鉄の神・・・と言うことは古代から蹈鞴があったって事。
吉野にも一本だたらの伝説があるし・・・此処には天目一箇神が居られる。

例の石・・・どうも、調べた結果、銅を取った後の銅屑みたいだし・・・あの辺りでも野蹈鞴で銅を作ってたんだろうな〜。


しかし、何故この場所であの石を見つける〜??
確かに隕石の磐笛と言って貰ったから、穴は開いてるけど・・・。

なんのシンクロなんだろう〜(..;)""> ポリポリ

気を取り直して!!

作り物の白馬が要るお社の前にこんなものが!
生豆だから加熱して食べるようにって書いてある。
豆をカリコリ食べて顎が疲れて歯ぎしりしなくなるのか?
お馬さんって、そう言えば奥歯で噛んでるよね〜。
みんな色々考えるね(^_-)

でも、この辺り、豆のお菓子が名産品でした!

境内を下りたところに神宮寺の名残で観音堂がありました。

以前は、多度神社もお寺として栄えていたそうです。

今回は、あまり時間がなかったのと、デジカメを忘れたのとで、中途半端なレポートf^_^;
でも、此処も、ちょっと面白い神社であります。
御祭神もそうだし、山の方から下りてくる「気」も。
白馬君の首振りも一見の価値あり(^_-)
もしよかったら行ってみて下さ〜い♪

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