四国編

2003年5月11日〜13日の3日間、四国へ行った。
11日朝大阪を出発して、瀬戸大橋を渡り高松道〜松山道を経由して最終大洲まで行き、国道56号線を更に南下。キリギリスの田舎へは、まず南宇和郡西海町の城辺と言うところまで行きます。そこが一番近い街!
だいたいそこで必要な物などを買いそろえてから、更に20分ほど走ってキリギリスの生まれ故郷へと帰り着くわけです。所要時間9時間あまり・・・
(^_^;)
で、今回も城辺にて翌日の墓参りのためにしきびと、飲み物などを買い、夕食には少し早かったので、
40番 観自在寺にお参り。

平城山観自在寺山門 正面が本堂です。ご本尊は薬師如来

ずっと雨の中走り続けたのですが、何とか雨もあがって、マイナスイオンの中、参拝することが出来ました。
写真では写っていないのですが、本堂の右側に大師堂があります。
四国88カ所のお決まりとして、まず本堂にて般若心経を上げ、ご本尊の真言を唱えた後、大師堂にお参りしました。
此処には大分国東半島と繋がっている(?)と言われている井戸があります。
大分県と言えばねこの故郷。この井戸を通って神様が縁結びをしてくれたのでしょうか???

参拝を済ませ、ちょうどおなかも減ったので、道の駅の2階にある回転寿司のお店へ行きました。それにしてもあそこの道の駅って開いてるのを見たことがない。きっと夏場だけしかやってないんだろうなぁ・・・。
そうそう、そこの回転寿司屋さん、安くて美味しいんです。大トロのあぶりが2かんで700円。二人でおなかいっぱい食べても3700円ぐらいだった♪
モイカも旨いし、田舎の寿司屋・・・侮れませんゾ。

おなかいっぱいになったところで、また最後の曲がりくねった道をひた走り、やっと家に帰り着いたのでした。ふぅ〜っ
(..;)
しかし、誰も住んでない家・・・つまり別荘状態なんだけど、アレ、良くないですよねぇ。だって、ヘトヘトになって辿り着いてもすぐにお掃除を始めないと布団も敷けなければお風呂にも入れない
(-_-;)
別荘を持ちたいなんて言う奴の気が知れないよ!!あっ、管理人を置けるぐらいのリッチさ加減なら良いのか・・・。要するに私達のような貧乏人に別荘は無理と言うことですね
(^_^;)

とにかく手分けして掃除を済ませ、落ち着いたところで興味色々に張り付けてある写真の大磐さんにご挨拶。
その為にお酒、お米、お塩をちゃんと用意して行った!
その上キリギリスの光のマニ宝珠の大神様だけでは心許ないから、ゾーさんに遠隔神業もお願いしてある・・・にやり
11時頃から初めて、結局3回の光のマニ宝珠の大神様をやった。(だって磐が大きすぎていくら入れても足りない感じなんだ)
途中で星がやってきたり(?)、磐に仏様が現れたり・・・う〜ん、不思議だ〜!
その後、神様のお下がりと言うことで一口だけお酒を飲んでお塩をぺろり。
それからが大変!!何かがねこの中に入り込んできた。喉の辺りに変な違和感があって、やたらと唾が出始め、要するに吐きそーー!
でも、吐くか吐かないかを悩んだ結果そのまま飲み下した。で、次のお昼ぐらいまでには何とか胃の辺りまで下がり、その後おへその少し上辺りに収まってる。

誰も祀まつる人の居ない磐が、本来の場所へ帰りたがっているって感じがしてきて、ただいまねこは大岩様のタクシーになってる様です。
来週玉置山へ行く予定だから、そこで何とか降りて貰いましょう♪

翌日12日、朝一番でお墓参りを済ませ、レイキの乾浴法で身を清めてから
若宮神社、産土の大神様のところへご挨拶。


若宮神社ご本殿です。御祭神は仁徳天皇 摂社。御祭神は天神と大山祇


昨年産土の大神様に興味を持ったときに、突然父が亡くなり、直接神社へ行けなくなったので全然気がつかなかったのですが、右側の写真の摂社にまつられている神様がどうも産土様っぽい!!御祭神の名前もこれなら今までご縁のあった神様と一致するし、何とも懐かしい様なありがたいような感じがする。
天神とあるのは、多分天満の天神さんではなく、八坂の天神さん。つまりスサノオの大神。そして大山祇と言えば、大三島におられる神様でニギハヤヒの別名と言われている神様。私達の出雲神好き、やっぱり縁があったんですねぇ・・・。


これで一通り田舎でしたかったことも終わり、後は88カ寺巡りの中で唯一行ってない徳島へ向かいました。
来た道を戻るのではなく、ちょっとでも高速料金をケチろうと高知まで国道を走る。
前に通ったときよりも新しい道が出来たりして随分近く成っててラッキー!
高知道もだいぶん伸びてるし、太平洋岸を走るのもまた良い気分。
それにしても出発前には雨の予報なんて全くなかったにもかかわらず、この日もまた小雨模様・・・。いつものように「なぁ〜て、降りるときには降らせんといてやぁ」と友人の龍にすごみをきかせてお願いしたわけです。
高知道を抜け、徳島道に入る頃にはお天気バッチシ
(^_^)v
その夜は徳島の山の中、神山温泉に一泊の予定。
徳島に着いたのが思ったより早かったので、取り敢えず1カ寺だけでも参ろうかと言うことになって、一番近い
11番 藤井寺 へ行きました。

第11番札所 藤井寺 左が本堂で右が太子堂 形の綺麗な白龍弁財天のお堂

初めて足を踏み入れた阿波発心の道場。やっぱり他の道場とは雰囲気が違います。そう、まだそんなに空海色が強くないって言う感じでしょうか?この辺りで、俗世間の垢を落とし始めるのかな?
ちなみにキリギリスは、此処の賽銭箱からエネルギーが立ち上っているのを目撃。ねこは人なつこい犬に抱きつかれて腰を振られた・・・腰にレイキ当ててやったお礼だったのかなぁ(>_<)
そうそう、白龍さんの裏側に凄い気場の森があって、少しだけ入ったんだけど、水が流れてて何となく石上の裏の森に似てた。
そこで前から歩いてきたおばさんにご挨拶をしてすれ違ったんだけど、何か言いたげにずっと私達を見つめてた。何が見えたんやろ〜
???

その夜の神山温泉四季の里と言うホテル、なかなか良かったです。
最近日帰り入浴が出来る温泉が出来たばかりで、宿泊客も1回はただで入れる!
泉質は塩泉で、沸かし湯ながら肌触りも最高。国民宿舎に毛が生えたようなものだけど、お部屋も新しくて、サービス過剰な所よりずっとくつろげます。お値段もリーズナブル♪
アメゴの塩焼きにおみそが乗ってて、なかなかの美味。アメゴって初めて食べたんだけど、赤い点々にびっくり。何もかもにスダチがついてくるのはやっぱり特産品だから♪

翌日13日は、神山温泉から一番近い
12番 焼山寺へ向かった。途中にあった「超古代研究所」と言う立て看板に目を奪われながらも、「今回はお寺」と自分に言い聞かせる。
発心の道場最初の難所と言われるだけあって、かなりの山道。


大師堂 12番札所 焼山寺本堂

このお寺は、なんかぁ悪い龍が居て、弘法大師が山にはいると火を吐いて山を燃やしたとかって・・・。それで焼山寺なんだってぇ〜。龍好きの私達はちょっとむかつく〜
それにしても世界中で龍って火を吐いてるんだねぇ・・・。本当にそんな龍が居たのかなぁ。
燃えさかる炎をもろともせず、お経を唱えながら山を登るお大師さんって、なんか絵になるよねぇ
(^_^)v


この後が大変!
次に来たときに、1泊ぐらいで残りが廻れるようにと徳島の最後23番まで先に行ってしまうことにした。で、地図を見ると、山の中っぽいけど一応国道も繋がってる。
「よっしゃ!これで行こう!!」と走り出した。しかし、普通車は通れるもののつい先日まで落石のため通行止めになってたような道。
やっぱり四国の山をなめちゃいけませんね。時間がかかること・・・。まぁ、ねこきり的には大好きな道なんだけど
(^_^)v
結局1500メートル級の雲早山というのを越えていました。
やっと峠を越え、下り始めたところに
大轟の滝と言うのがありました。
それは綺麗な滝でしたよ♪

車を止めて写真を撮っていると、ずっと一緒に山を越えてきた車からおじさんが顔を出して「おまえら何処へ行くんや〜」と声をかけてくれた。
「お寺参りです」と言うと、不思議そうな顔で「この先にええ温泉があるからよったらええねん」って教えてくれた。おっちゃん隣に乗ってる綺麗なお姉ちゃんて、奥さんちゃうよね・・・、温泉まで不倫旅行なん?と心の中で言いながらも「ありがとう!」と手を振って見送った
(^^ゞ

まぁその後は山の中とはいえ、ちゃんと2車線あって普通の道。
そのまま日和佐まで行って
23番 薬王寺

23番札所 薬王寺 本堂 大師堂・・・だったと思う^^;
なんかこのお寺は厄年の厄落としに御利益があるらしく、階段に1円玉を一つづつ置いて登るらしい。女の厄坂は33段、男の厄坂は42段あるらしい・・・数えてないから判らないけど^^;
でも、お金を踏むのは気が引けるし、いくら端の方へおいているとは言えやっぱり踏みそうになる。お寺さんも後で集めやすいように一段づつ籠でも置けばいいのになぁ・・・。
此処は徳島と言ってももう高知に近いのとすぐ前が海のせいか、前に行った最御先寺の雰囲気に似てたなぁ。
後で思ったんだけど、ゾーさんの厄参りしてくれば良かった・・・(友達甲斐のないねこきり!)

次は一つ戻って
22番 平等寺






22番札所 平等寺 階段上にあるのが本堂 階段下左手が大師堂 不思議な雰囲気の石像

此処は写真階段の上の本堂横にズコーンとエネルギーの柱が立っていました。
地味目のお寺ながら階段上の気は良い感じでした。
右側の写真の石像は階段下左側にあります。、何か不思議な気を出していました。

門前の駐車場前のお家には、歩き遍路さん専用のコンテナハウスのような無料宿泊所が置かれていて、やっぱり四国ではお遍路さんが大切にされてるんだなぁと実感♪

次はもう一つの難所と言われている
 21番 太龍寺
車で10分ほどの所にあるはずなんだけど・・・と言うか在るんだけど、ロープウェイに乗らないといけない。それが往復で2400円もする。高い!二人で4800円?!
きりぎりすいわく、きっとロープウェイが出来る前の道があるはずだ。それを登れるところまで登ろう!
んで、探し出しました。かなり危険な感じの道。それも車を降りて1.2kmは歩いて登らないといけないって書いてある・・・
(O.O;)(o,o;)
でも4800円は痛いし〜、と言うことでそっちの道をチョイス。
登りましたよ、前のZX君同様に147君も見た目に似合わずなかなかの健脚!そろりそろりと森の中の一本道を登る。そしてやっと駐車場に着いたら駐車料金が500円と書いてある。
う〜ん、取り敢えず4300円は儲かったと、山道を歩き始める。
途中で何人かの歩き遍路さんともすれ違った。みんなロープウェイどころかずっと歩いてるんだ。それも重そうな荷物を背中いっぱいに担いで・・・。ホント頭が下がりました。
ほとんど手ぶらでサンダル履きのねこ・・・、心臓がバクバク言って破裂しそう。
でも、上に近づくにつれ坂は急になるものの足は軽い。とは言ってもあんまり急で足踏み状態なんだけど、心臓がだんだん楽になるんだ。やっぱりエネルギーの強いところは消耗が少ないのかなぁ。

歩いて登らないと見られない山門。これが見えたときは嬉しかったなぁ

この山門から先がまだ長かった。ほとんど胸突き八丁の急な坂。でもとっても気持ちいい!
で、また暫く登ってやっと本堂の下についた。
そこから鐘を突いてまた少し登ると、左が本堂、真ん中に宝塔、右側が橋を渡って大師堂。

21番札所 太龍寺本堂 橋を渡って中央が大師堂

何故か此処でまたぽつぽつと雨。おまけに雷まで鳴っている。やっぱり太龍寺の名前は伊達じゃない。本堂で般若心経を上げていると、ガラスに映る木の枝で縁取られた空の光がまるで龍のように渦巻いて蠢いていた。此処でも、山を下りるまで降ったらあかんよと龍に話しかけ何とか雨には濡れずにすみました。
此処の大師堂は高野山の奥の院を模しているとかで、橋の前でお大師さんにお見送り有り難うございますと丁寧に頭を下げてから帰途につきました。


今回の四国旅行、ベストシーズンのせいか、歩き遍路さんが沢山いました。
それも、沢山の若い男性、たまには若い女性の姿も・・・。
みんな自分を見つめ直すために歩いているんだろうなぁ・・・。
88カ寺歩き終えたら、絶対自分の体力には自信がもてるはず。その他のことが何も判らなくても、それだけでも大きな財産になりそうな気がする。
みんな、頑張って結願して下さいね〜 
(^_^)ノ

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