2004年四国 秋  高知〜徳島

2004年8月29日〜31日 またまた祐気取りで四国へ行った。
春に帰ったときに、お墓に穴が空いているのを見つけていたので、今回は何とかそれを修理しようと言うのが一つの目的。
それと、1000倍の効果があるという、今年8月30日の南西方向♪
29日、台風が到着する前に橋を渡ってしまう。で、夕方暗くなる前にお墓まで!!
が、しかし・・・、途中で雨が降ってきた。
海に面した丘の上にあるお墓・・・、コンクリートに穴が空いていて、それをコンクリートボンドで修理する予定。
雨が降ると出来ないよねぇ・・・
(^_^;)
「なぁ〜って、私の性格知ってるよなぁ・・・。めんどくさいことせえへんで。お墓の修理せなあかんねやったら、出来るようにしてや!でけへんかったらせんでええとみなすで!」これ、ねこが龍に言った言葉
(‥ゞポリポリ
で、結果はと言うと、出来たんですね〜。
まだ明るい内にたどり着け、お墓の下に車を止めたときには強風とパラパラ雨。で、傘を差したらお猪口!!しっかり男物の骨太傘なのに壊れた。
でも、それもすぐに止んで、そのまま傘を杖にしてお墓まで登る。
途中でいつもならお水を貰っていくのですが、「濡らしたらあかん!ボンドがかわかへん!」と言うことで持っていかなかった。
で、お墓の前でコンクリートボンドを絞り出そうとしたら・・・ナント口が開いてない!!
何か切るものは無いかと探すものの、何にもない
(-_-;)
きりさんは歯でかみ切ろうとするけど、相手はコンクリートボンド。付いたらヤバイよねぇ。そうこうするうちにまた雨がパラパラと落ちてくる。
骨の折れた傘を差して、家の鍵・・・そうギザギザしている部分で鋸のようにビニールチューブを切る。「絶対無理だよなぁ・・・」とねこは冷た〜い目で見ていたのですが切れたんですよねぇ。
その頃には雨も止んでるし・・・。大急ぎで穴ふさぎをして、ビニールを上に被せた後、ブロックをしっかり乗せた。
途端に大雨が・・・きっと、お水を貰ってきてなかったから、ご先祖様がシャワーを浴びたかったんだ。で、少しだけ降ってすぐに止んだ。
さすがにきりさんちのご先祖様・・・自分で出来ることは自分でしてくれます
(^_-)

その後、30分ほど車で走ったところにある温泉へ。
春に行った山出し温泉は遠いので、今回は一本松温泉へ。
軽く食事をして、家族風呂は4時までと言うことで、普通の大浴場に入った。
実は、いつも食べるレストランへ行ってみたのですが・・・潰れてた!!
よく持ってるなぁと思ってたんだけど・・・やっぱり人が少ないからねぇ。
その間、どんどん台風が近づいてきているので外は大荒れ!
駐車場から入り口までの間でも結構ずぶ濡れになるぐらいの吹き降りでした。
なのに、入浴を終えて外に出ると空が茜色・・・と言うか
ローズピンク!!
台風の雲の隙間から、まだ雨が降っていない場所に沈んでいく夕日の色が見えてるんです。ほんの5分ぐらいの間だったんだけど、畏れを伴った美しさを堪能させて貰いました。

その後田舎の誰も住んでいない家に辿り着き、いつものようにまず掃除!!
で、今回はお布団を2階から降ろしてきて一回の広間で寝ました。
あの広さの家が大阪にあったら、交流会が出来るのになぁ・・・。
翌朝台風が九州に上陸というニュースを聞いて、ちょっとでも離れようと急いで高知へ向かう。
帰ってから判ったんだけど、私達が出た後すぐに屋根瓦が飛んだらしい
(>_<)
途中で、その夜予約している「龍河洞温泉」と言う名前の旅館から「本当に来るんですか?」との確認電話。
実は、2日前にも「本当に来られますか?」と電話が入っていた。
「もちろん行きます」・・・だって1000倍の祐気取りですもん♪
高知へ行くのに山の道を通ると、土砂崩れの恐れあり。海側を選ぶと波をかぶる。さてどっちを選ぶか!!で、波の方を選んだ訳です。
珊瑚会館で珊瑚も買いたかったし。でも、さすがに台風の最中、お店は開いてなかった
(‥、)
途中の風景を♪

左の写真は高知県の中村辺り、右の写真は須崎辺り。
左の写真って、なんか光が降りてない?雨が吹き降りだったんだけど凄く気持ちが良かったんだ。
それにしても、砂浜からちょっと離れた所を走っているのに、道路が真っ黄色になるぐらい砂が飛んで来るんだよ。窓を開けるとシャリシャリ言うし・・・。
浜が岩場のところは、日本海の冬みたいに波の華(要するに潮が泡状になって飛ぶわけです)が辺り一面真っ白に見えるぐらい舞ってる。
ちなみに波の高さ10m在ったらしい
(^_^;)
だけど、風や波のエネルギーって・・・やっぱり凄い!
色んなエネルギースポットを回ったけど、台風のエネルギーというのはまた違った種類ではあるけど強力で凄い!の一言です。

高知市に入った頃には台風まっただ中!雨はそうでもないんだけど、とにかく風が強い。九州に上陸したから、一番外側の暴風圏にかかってたんだろうね。
実は、今回の祐気取りもう一つの目的は、龍河洞の中に入って太古の大地の気を浴びようと言うもの。
だって、龍河洞って何万年も前から出来始めた鍾乳洞。弥生時代の人が住んだ跡も在るらしい。
ガイドブックを見ると4時50分まで入場できるって書いてある。
「よしよし、この調子だと4時には辿り着く」と思って大風に吹かれながらひた走りぴったし4時に到着!
駐車場に車を入れた途端、雨に濡れながら土産物屋のおじさんが走ってきて「今日は台風で閉まりました」って・・・
(>_<)
そりゃあそうだよねぇ・・・この台風の中誰が観光に来るもんか!
で、途中まで戻っておっき〜なタヌキの置物が外に立っている旅館へ。
部屋まで案内してくれる間一つづつ廊下や階段の電気を点けていくのでなんか変だなぁとは思ってたんですよ。で、とにかくお風呂に入ろうとまずねこが大浴場へ。
後からおばさんが一人入ってきたから・・・「やっぱり台風でも泊まってる人、居るんだ」と胸をなで下ろす。
部屋に帰るとテーブルの上に懐中電灯が乗ってる。「停電するかもしれんからって、旅館の人が持ってきた」ときりさんの言葉
f^_^;
で、きりさんもお風呂に行って帰ってきたら「おじさんが入ってたよ!」って。
でも、お食事どころでご飯を食べてるのは私達だけ・・・「ちょっと早過ぎたかな?」と思いながら、山菜料理や鰹のたたきなんかを堪能。美味しかった♪
食べ終わってからちょっとロビーでおみやげ物を物色。
きりさんがカウンターの中にいたお姉さんに「もしかして泊まってるの僕らだけ?」とカマをかけると「はい」とはにかみながら頷く。
そう、田舎の温泉なので、ご近所さんが入りに来るんです。どおりであのおばさん慣れた感じでサウナのスイッチを入れてたなぁ・・・。
外を見ると風が舞ってる。きりさんはタヌキの前に止めてしまった車が心配になって、びしょ濡れになりながら回りに何もないところまで車を移動。
だって、何が倒れてもどんなものが飛んできても不思議じゃない程の大荒れ。

その後部屋で一休みしていると、フロントから電話・・・「まだお風呂に入られますか?」・・・「はい9時過ぎに入る予定です」・・・「そうですかぁ」と気落ちした声。
だって、今回の祐気取りって午後9時から11時まで!!その時間にお風呂にはいるのが目的で此処まで来てるんだもん
(^_-)
9時きっかりにお風呂に行ったら、電気消えてました
(‥ゞ自分でスイッチを入れて入る大浴場って・・・ちょっともの悲しかったけど・・・出るときにはちゃんと消して出ましたよ。
部屋に帰って5分ほどしたら停電!
この季節、窓も開けられない状態でエアコンが止まるってぇ、それも温泉でホコホコ
(-_-;)
参ったなぁと思ってたら、すぐに点いたから良かった。
翌日聞いた話によると、その辺り一晩中停電してたらしい。
あそこってもしかして自家発電装置があったのかも。
その後11時までずっと部屋の中に光が降りててちょっとびっくり
(@_@)
祐気取りって、エネルギースポットじゃなくても感じられるんだ!!

翌朝は、もう台風一過で晴れ晴れとしていました。
台風で散った葉っぱや小枝を踏みしめながら
龍河洞へ行ったら、本日一番のお客さん♪
綺麗なお姉さんが中をずっと案内してくれるので、勝手にエネルギー浴は出来なかったけど、あの中をずっと通り抜けることで充分でした。

入り口に龍王神社があります こんな感じの鍾乳石が一杯!

私達が回ったのは、一般コースなんだけど、探検コースというのもあるそうです。
洞窟の中をずっと水が流れていて、その上に蓋をして、人が歩けるようにしてるので、マイナスイオン100%と言った感じです。途中に瀧もあるし、ずっと水の流れる音が聞こえていました。
出口から入り口まで山を随分下りたから、気が付かない内に洞窟を随分登ったようです。
そうそう、出口に弥生人が狩りをするときに別荘(?)として使っていたらしい場所があって、壺が鍾乳石に埋まってた!!
弥生人が水を汲むために置いてあったらしいんだけど、土砂崩れかなんかで入り口が埋まってしまって、別荘として使えなくなったらしい。下の写真がそれです。

プレートの右横に壺の形が見えますか?

龍河洞を見終わって、さてどこへ行こうか?と言うことになったのですが、やっぱり88ヶ寺の残りを回ることに・・・。
さすがに2日続けて台風の中を走り、運転手も疲れてるから、帰りながら少しだけでも回れればいいかって♪
でも、その前にどこかで車を洗わねば・・・。なんせ砂嵐と波の華のシャワーを浴びて見るも無惨。窓を開ける度にシャリシャリ言うし、ガラスは氷砂糖のような状態。で、高知市内まで戻ってコイン洗車場を見つけてすっきりとさせてやりました。

高知自動車道から徳島自動車道に入って、藍住のインターで降りた。
春に残していた3番2番1番と回る予定。

まず
3番金泉寺

仁王門 大師堂

台風の後なのに、こざっぱりと片づいていて、とても気持ちの良いお寺。
ご本尊は「釈迦如来」
本堂の横に下のようなカワユイ倶利伽藍龍王が居ました
(#^.^#)

近所にはちょっと怪しげなお寺もあったけど、此処はすっきりした良いお寺でした。

で、少し来た道を戻って
2番極楽寺
ご本尊は阿弥陀如来。











大師堂 大師お手植えの長命杉

このお寺は敷地が2段になってて、不思議な作りになっていました。
入り口に新しい手水社があってここにもちょっとカワユイ龍君が♪


この後1番を回って帰る予定だったのですが、途中で目に飛び込んできたのが
阿波一宮
大麻比古神社
コレを見逃す手はない、と言うかぁ、春に来たとき時間と体力切れで目を瞑って通り過ぎた神社。今回は是非寄ろう!!
一度迷って裏側に着いてしまったんだけど、もう一度戻ってちゃんと表から参拝できました。

正面に台風後かたづけ用の軽トラック!! 珍しい姿の狛犬さん♪ウエストの細さが良い!

すんご〜く大きな木があったんだけど、あんまりにも大きすぎて写真に入らなかったのでご紹介できません(‥ゞ
御祭神は
大麻彦大神 猿田彦大神
大麻彦大神は、神武天皇の時代に麻の種を播殖し、麻布木綿を作ることを奨めた神様だとか。アパレル関係には御利益在りか!
猿田彦大神の方は、元々後ろの大麻山の峯に鎮まって居られたのですが、後世になって此処に一緒に祀られるようになったとか。
猿田彦さんというと、導きの神様。きっと交通の要所だったんでしょうね。

ご本殿横から ご本殿後ろから

結構綺麗な写真が撮れました。
此処の裏の方には、神社には似つかわしくない庭園が在るんですよ。
石で作った小さな眼鏡橋が架かっていたりして。
どうも、第一次世界大戦の時にドイツの捕虜をこの辺りに収容していて、その人達が作ったものだとか。神社の裏にドイツ館がありました。

で、やっと
1番霊山寺(リョウゼンジ)
此処、大麻比古神社からすぐのところです。
四国88ヶ寺巡りを始めるお寺なので、本来のお寺の横にお遍路さんの仕方を教えてくれるような施設も併設されていたりして、ちょっと・・・
(..;)""> ポリポリ
境内に入ったら、何とも嫌〜な臭いが・・・。
そう、入ってすぐのところに池があって、鴨とか鯉が居るわけです。それで、水の腐った様な臭いが
(>_<)
気を取り直して本堂へ! ご本尊は釈迦如来。











大師堂 綺麗なプロポーションの多宝塔

良いお寺なんですよ!だって88ヶ寺の1番だし・・・(-_-;)
右の写真の多宝塔だってとっても綺麗でしょ?
でも、ねこ的には・・・苦手です
(/_;)
たぶん、一番だから、色んな人の「縋りたい」って言う気持ちが沢山残ってるんだ。
それに比べると88番の大窪寺の軽さと言ったら
(#^.^#)
きっと88ヶ寺回る間に、一つづつ要らないものを捨てていって、大窪寺の状態になって行くんだろうな。その為の第一歩が此処1番龍山寺なんだ!
そう思うと、コレもまた必要があってこうなってるんだなぁって・・・
(-∧-)

いつもながら、何でもありのねこきり旅行でした。
お大師様と
同行二人ではなく、欲と二人連れと言った感じで今回の祐気取りも大成功!

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