人の為って、何が出来るって言うんだ。
その人の因縁を知ったところで、その人の人生に介入出来る訳じゃない。
 修行もする事はしたが、それは自分の持ってる力を知る為だった。
だから、俺は霊媒師みたいに徐霊も滅多にしない。
だいたい憑依されやすい人って言うのは、本人がそれを望んでそうなっているんだ。
それで何度も同じ状況を繰り返すだけさ。
 人は究極的には自分で決めたように生きている。
生まれてくることも自分で決めているし、死ぬことだって自分で決めている。
それが判ってて、人の人生に口を出すなんて出来ない。
 俺はただ、自分の決めた道を歩いていると言うことを思い出して貰うために今の仕事を選んだんだ。
要するに、結果が判って居るのにもかかわらず、自分で決めた道なんだから、それはその人にとって最良の道を歩いているって事。


メモリー 2 「幻」


誰もがみんな尊敬に値する命。