九州へ行った

2002年秋ねこときりぎりすの二人で九州へ行った。
きりぎりすが一年間、毎日のように雑誌を眺め、ホームページの画面を覗き込み続けて手に入れた車の初乗りのため。
いやぁ〜っ、思いは叶うって本当ですよ。
だって、絶対車なんて買い替えられる状態じゃないですから・・・。
毎日のように車の雑誌を眺め、
レイキボックスにエネルギーを送り続けるきりぎりすを横目にねこはため息ばかりついてたんですから。
が、しかし、2002年5月に清水の舞台から3回ぐらい飛び降りられるぐらいの根性を決めて突然購入!と言うより「成るようにしかならん」と投げやりに決めた・・・。
その段階でねこは、赤い
アルファロメオ147に乗ってススキの草原を走ると言うビジョンを持ったの。でも、納車予定が11月と言うことで「枯れススキかぁ〜」なんて半分諦めムード。
が、しかし(2回目)9月初めに船が着いた!イタリア人が頑張ったんだ♪
で、9月6日の納車。
それからフェリーの手配をして、入っていた予定をすべてこなして船に乗ったのがその月の23日だった!

何故九州かというと、ねこが生まれたのが大分県の別府なの。
それで、「興味色々」に書いた山田雅晴さんって言う人の本に
産土様を大切にすると良いことがあるって書いてあったから、一度自分の産土神社を訪ねてみようと思ったんだ。
ねこは4才の時に関西へ出てきてるから、その神社の事なんて全然知らなかったんだけど、母に場所を聞いて行くことにしたんだ。

大阪南港を夕方に出て、朝6時頃に別府湾に着いた。
それですぐにやまなみハイウェイに入って母に教えられたとおり行ったんだけど・・・。
なかなかたどり着けない!近所の人に尋ねても間違った場所を教えてくれるし(グスン)
でも根性で辿り着いた
「石垣八幡神社
でも、今までの神様との縁からすると私の産土さんが八幡様ってちょっと違うんだよねぇ。
でもでも本殿横に小さな石のほこらが在って、
「大歳社」って書いてある!
これや!絶対これが私の産土さんやぁ!
なんだか懐かしくって有り難くってちょっと涙が出る程嬉しかった♪
用意してきたお酒とお塩とお米を供えて、きりぎりすにその山田雅晴さんのセミナーで習った
「光りのマニ宝珠の大神様」って言う神業をやって貰ってねこも神様も大満足!



そのあとすぐに高速道路に入って宇佐八幡へGO!
なんといってもやっぱりあの辺りで大きな神社と言えば宇佐神宮。
さすがに早朝に別府着だったから宇佐まで辿り着いてもまだどのお店も開いてないぐらいの時間。と言うことは、参拝客もまだほとんど居ない最高の時間と言う事。
るんるんわくわくしながら橋を渡って参道へ。
宇佐神宮4度目ぐらいのねこは絶好調!
でもあとで聞いた話によるときりぎりすは体が重かったらしい。(2回目だったんだけどなぁ)
まだまだ残暑と言っていいぐらいの暑さで汗をかきながら、人気のない本殿に参拝しました。



初めての宗像大社。
昔と違って、道も良くなってるし、高速道路も出来たりしてるし、思ったよりも早く宗像まで着けました。
まぁ、いつものアバウトなねこナビでしたが、
フッフッフッ間違えもせずバッチシ!
宗像大社は、辺津宮、中津宮、沖津宮の三宮に別れています。
沖津宮は、玄界灘の孤島。中津宮も大島という島にあります。
で、私達は辺津宮だけ・・・。(だって先が長いんだもん)
でも、その辺津宮もなかなかのもの。
本殿、拝殿に関しては他の神社とそんなに変わら無いのですが、その奥、
「高宮祭場」と言うのが・・・ふぅ〜っ。
宗像大神御降臨の地と言う事ですが、昔ながらの
ひもろぎいわさかがあって。
いや〜っ、ため息ものの
聖地でした。



ため息をつきながら、博多へ。
今回博多の叔母のところへ寄ってから、二日市温泉に一泊の予定。
その叔母の家も初めて行くので住所を頼りのねこナビ。
でも、ちゃんと一発で行き着けましたよ。
そこで叔父と叔母の二人にレイキをしてから、叔母に二日市温泉の場所を聞いてから出発!
が、しかし叔母の教えてくれた国道の番号が違ってた。
それでも迷いながらも何とかたどり着けたんだけどね。
二日市温泉の大観荘と言う旅館だったんだけど、なかなかお料理が美味しくてgoodでした。
翌朝、おひつのご飯を空にした二人は、ご機嫌で太宰府天満宮へ。
太宰府天満宮は、高校の時の修学旅行以来。
実は、全く記憶がないにも関わらず、物語で太宰府を書いてしまった・・・。
それの検証のためでもあったんだけど、えらいこっちゃ!!
イメージがぁ〜っ。
これは何とか物語の方を直さねば。
なんかお祭りの後だったらしく、花車なんかがあって素敵でした。
でもでも物語の中で香港の人と主人公が此処を訪れてるんだけど、行ってみたら香港からの観光客の一団が居て大騒ぎしていました。
やっぱりあの国の人のパワーはすごいねぇ♪
これもシンクロニシティー
かすった?んなわけないよねぇ。



途中で間違って。
観世音寺、戒壇院と言うところに間違って寄ってしまった。
良く判らないけど、とても素敵なところだったよ。本当は太宰府政庁跡へ行くつもりだったんだけどね。
結局本来の目的の場所は車が停められずにパス。


高速道路で久留米へ。
この日のハイライトが久留米の
高良神社!
昨日の宇佐と並んで邪馬台国の候補地とされている神社。
ご祭神も高良玉垂の命と言う珍しい神様。
でも、「これは本当の名前じゃないなぁ」とふんで今回のハイライトの一つに入ったわけ。
久留米で高速を降りて、料金所のおじさんに「どっちへ行ったらいいの?」と訊ねたら「右に曲がってずっと行けばすぐ判る」との答え。
そんでもって、言われたままに走り続けること30分・・・。地図では10分で着くはずなんだけどなぁ・・・。
途中で「だまされた!」と気づきUターン。初めに教えられた道を左へ行ったら10分もかからず到着。
どうもこの旅は、他人に道を尋ねると駄目みたい・・・。
細くて急な山道をガタンゴトンガタンゴトンと音を立てながら登ると、ねこの大嫌いな長い階段が。
仕方ないから車を降りてよっこらしょと登った。
登ったら、なんとまぁ素晴らしい眺め。それとご本殿もこじんまりながら、親しみやすい雰囲気をもった素敵な造り。神社なのに大好きな四国の山寺みたいな暖かさがありました。
(ご祭神については只今考察中)
う〜ん、努力は報われる!!
しばし卑弥呼の気分で国見を楽しみました。



もう一つのハイライト阿蘇!
ねこの物語で主人公達は太宰府の後阿蘇へ向かいます。
阿蘇は、もう数え切れないぐらい通った場所。大好きな大好きな場所です。
阿蘇って、山なのに海のような広さと優しさを秘めてるんだよねぇ。
それにくわえやっぱり火山で荒々しさもあって・・・う〜ん素敵♪
今回は内牧温泉に宿を取ったので、中岳へ登るのは翌日の予定。
それでこの日は大観峰からのカルデラの景色を眺めるために車を山に向けて走らせた。
登ったら其処は
ススキの原を切り裂くように作られたハイウェイ♪
それも枯れススキじゃなく穂を出したばかりの輝くススキの原。
もう、感動で狂喜乱舞!!
思いは叶う〜っ\(^O^)/

ついでに大観峰からの眺め。
どーえ!この眺め。



旅館はちょっと・・・だったけど。
(酷い臭いと大きなゴキブリにめげた)
でぇ翌日
中岳火口へ向かって出発!
それにしても寒い。気温7度。昨日までのあの暑さは何処へ行ったのか。
ねこもきりぎりすも薄いものしか着てないのに・・・。
でも、寒さなんかに負けるもんか!
またススキの草千里を車で走る。
そしてロープウェイの乗り口で車を降りたら、やっぱり寒〜い。
ねこは堪らず土産物屋でスカーフを購入。それでもまだ震えるぐらい寒かったけどね。
修学旅行生に混じって山頂火口へ登った。
「おいおい、修学旅行生!古いロープウェイなんやから中で暴れて揺さぶるんじゃない!落ちたらどないすんねやぁー」
ロープウェイを降りたら、土産物売りのおじさんが一生懸命阿蘇について説明してくれる。それによると「あんたら良い日に来たね。昨日は火山ガスで登れなかったんだよ。今朝は風向きが良くてやっと許可がでたんだ」だって。むっちゃラッキ!
それにしても阿蘇の硫黄の匂いって、癒されるぅ〜っ。
別府で産湯を使った身に、あの匂いは本当にいい匂いです。
思わず硫黄の固まりを購入して帰った。ストレス溜まったらクンクンするんだ!
それとなんか触るとぽろぽろ崩れる光る石も買った。
我が家に阿蘇山を持って帰った気分♪



阿蘇神社へ
阿蘇神社はもう2回来てる。
でも、やっぱり此処の
磐龍彦さんにもご挨拶したくって行くことに。
すると流鏑馬祭りの当日!
まだ流鏑馬は始まってなかったけど、綺麗に正装したお馬さんがスタンバイしていました。
社殿じゃなく、お馬さんの写真を載せておきますね。
たてがみは編み込みだし、しっぽなんか綺麗にカットされてるんだよ!
いや〜っ、本物のポニーテール♪



その後臼杵に向かって・・・。
最後は臼杵の石仏巡り。神様ばっかりだと仏様がやきもちを妬くかも知れないから。
臼杵は20年以上前に行ったっきり。
久しぶりに行ったら、石仏が屋根の中に入っていてびっくり。
やっぱり文化財だから、保存に気を配ってるんだろうね。
それにしてもやっぱりでっかい。それととっても造形的に綺麗。
神様の後の仏様ってなんか安らぐなぁ・・・。
しかし、我が家のカメラ、突然電池切れで写真を撮るどころかスイッチさえ切れない状態。
残念だ!あの優しげな顔を此処に紹介できないのは・・・。

帰りの船まで3時間の余裕。
別府観光港の近くまで来てもまだ時間に余裕がある。
「それじゃあ!」と言う事でいつもの湯布院まで。
「やっぱり別府まで来たら湯布院だよねぇ。美味しい紅茶も飲みたいし♪」
と言うことでまたやまなみハイウェイに入って湯布院へ向かった。
だめ押しのススキの原。いやぁ〜っ満喫した。
前年に来たときは3月最後の日だというのに大雪で、地吹雪が舞ってた。
今回は青空にススキの輝き。
湯布院亀の井別荘の中にあるお気に入りの喫茶室「天井桟敷」にて美味しい紅茶を飲んで、ちょうど良い時間にまた別府港へ戻って乗船。
いやぁ〜っ、なかなか中身の濃い旅でした。

最後にもう一度
「思いは叶うよ〜っ」
みんな、素敵なビジョンを持ち続けてね!

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