熊野編


2002年3月14日〜16日まで熊野方面へ行った。
きりぎりすの退社慰労旅行!(海外へ行けるほど余裕がなかったんです)
う〜ん、あれから早一年。予定ではそろそろしたい仕事が見つかっていないといけない頃なんだけどなぁ・・・。
まぁ、この一年でいろんな人と出会ったし、こうしてホームページも立ち上げることが出来たから、良しとしよう!!

大阪から行きのルートは、近畿自動車道から御坊道路に入って、そのまま国道で白浜まで。白浜辺りでちょうどお昼時なので新鮮海の幸の昼食。その後中辺路へ入り、熊野本宮までと言うルートです。昔白浜まで行った時って、高速道路が無くって、倍以上の時間がかかった記憶が有るんだけど、最近近くなったものです。

途中道の駅で休憩をとり、ちょっとだけ熊野古道に足を踏み入れた。イイカンジではあるのですが、あれをずっと歩いて・・・は、ちょっとねこ向きでは無い!やっぱり車が良い!!
前に熊野へ行ったのって、18年ぐらい前。その時は十津川経由で行ったような・・・。
とにかく地図では1本道なので安心です。
ちゃんと見覚えのある川沿いの道に出て、ちょっと走ると
熊野本宮大社が有りました。
ご祭神は家津美子大神(けつみこのおおかみ)。

熊野本宮大社

此処は、明治22年の大水害で元の場所が流されて、その後残った社殿を移築したところ。
だから、本来のエネルギー場とはちょっと違うけど、それなりに参拝者の思いや気が集まって、聖地として機能しています。
社務所前には、Jリーグのマスコットにもなっている3本足のカラスのぬいぐるみまで置いてあるのにはちょっとびっくり。前来たときにはこんなん無かった〜!

前には行かなかったその熊野本宮大社の元の場所へ行くのが今回の目的のひとつ。
大斎原(おおゆのはら)と言う場所です。
川を左にみながらちょっとだけ戻ると、見過ごしそうな感じで「大斎原」と書いてある。
駐車場もない(もしかしたら違う場所からアプローチすれば有るのかもしれない)し、仕方ないので、ねこきりは滅多にしない路上駐車。(みなさんちゃんと車は駐車場に止めましょうね!)
それでカメラを持っていざ大斎原へ!
んんっ?でも写真は駄目って立て札が・・・。なんでやろ?
「まぁいいか」と言う事で川を渡って元の聖地へ。
いやぁ〜っ、ホントびっくりしたよ。凄いの一言。だだっ広いマウンドの端の方に小さなほこらのような感じで神様をまつっているんだけど、何とも言えず不思議なエネルギーが渦巻いてる。
まるで、たくさんの人がそこにいて、神事をやってるような感じ。にもかかわらずそれは騒がしいわけでもなく、ざわついても居ない。
でぇ、許可無く撮ってきてしまった写真。

これは結界の中から撮ったものです。 これはマウンドを降りて撮ったもの。

何か感じますか?
「此処でみこさんが舞っていればいいのになぁ。いつか夏ちゃんに舞って貰おう!」と心に決めてこの場所を後にしたのでした。


その夜は、ホームセンターコーナングループのわたらせ温泉で一泊。
ネット予約でとってもお安かった(^^)v
此処の温泉は、大浴場の湯船が幾つも繋がっていて、ひとつづつ移動するとだんだん外に出ていくんだ。
お湯もひとつづつ違っていて、むっちゃ気持ち良い!
お部屋は、やっぱり格安なだけあって今ひとつだったけど、家族風呂も普通の旅館の大浴場ぐらいのサイズのものが貸し切りに出来て、温泉三昧にはバッチシ!
食事はレストランへ降りていかないといけないけど、下手に部屋食で火をたいて、食べ物のにおいが部屋に残るよりずっと良い!お料理もまずまずでした。

翌日は、もう一つの目的「玉置神社」参拝予定。此処は、二人とも初めての場所!
ねこは、ワクワクしながら眠りについたのです。
が・・・、しかし、朝方きりぎりすの体調に異変が!
下痢に発熱。夕べあんなに沢山食べれたのに〜、それが悪かったん?
取り敢えず、持っていた下痢止めを飲ませて、二人して暫くお腹にレイキを当てる。
それでいくらか持ち直したのか、朝食はバッチリ食べたけど、まだ熱は下がっていない。
それでも本人そんなにしんどくは無いらしい。
「じゃあ、行きますか」と言う事で玉置山へ向けて出発。
わたらせ温泉から、瀞峡をかすめるように通って、玉置山へ。
きりぎりすの体調は良くなるでもなく、悪くなるでもなく。ねこもねこなりに心配はするものの、本人が行くって言ってるんだから良いか〜!
細く曲がりくねった山道を登ると、途中に大きな亀石と言うのがあって、車を降り参拝。
お水が汲めたので、飲んでしまった烏龍茶のペットボトルにお水を貰う。
何となくきりぎりす君、ちょっと元気になってきた。

これは、途中で見つけた清流です。
石と水のハーモニーがとっても素敵☆


狭い道での大型車とのすれ違いなどで大変な目に遭いながらも
玉置神社到着!
ねこの調べによると、なだらかな坂を上がっていった方が楽らしい。

三つ石社 玉石社


裏の方から境内に入り、ちょっと急な階段を登って奥の宮。
第十代崇神天皇御代に創建されたという何とも古い歴史のある神社です。
なのに何故、その筋の人以外は知らないんだろう〜?
やっぱり大切なことは、内緒にしておくべきなんだろうか・・・。
ともかく、左の写真は三つ石社です。右の写真は玉石社の前でねこが祈っているのを奥の方から撮ったものです。白い石がなんか光ってるような・・・。
此処で暫くエネルギー浴をしました。それのせいかきりぎりす君、このあとすぐに完全復活!

ちゃんと本殿の方へも降りて、参拝し、お守りも買った。
でも、本殿工事中で、見目麗しくなかったので写真は無し!多分今はそれも終わって美しくなってるんじゃないかな。ふっふっふっ、また行きたくなってきた
(*^_^*)
そう言えば、途中に出雲の神様も祀まつられていて、ムフフな気分になりました。初対面の神様ばかりだと、ねこは緊張してしまうんです。そこに知り合いが居ると何だかホッとするじゃないですか!そんな感じです。
きりぎりすの体調不良、前の年の幣立神宮同様、きっと波動調整。
「もっと高性能なチューナーを持ってくれぃ」と密かに思うねこでした。

また細くて曲がりくねった道を降り、次は熊野灘へ!
此処も前に来たときにはパスした「
花の窟神社」(はなのいわやと読みます)
火の神カグツチを産んで死んでしまったというイザナミの命の墓所と言われています。

花の窟神社ご神体


写真では判りづらいと思いますが、海蝕されたでっかい磐がご神体です。つまり道を一本隔てただけでそこは海〜♪
磐の前でねこが写真を撮って貰ってたとき、何かに肩をちょんちょんとつつかれた!
あれは、何だったんだろう?まさしく生き物の感触・・・、早めに目覚めたみーさん?でも、すぐに見たけど姿はなかった。そう言うの大の苦手なねこが飛び上がったのは言うまでもありません(-_-;)
写真では絶対あのスケールが伝わらないと思うので、みなさん一度現物を観に行って下さい。
暖かいエネルギーを放射している、大きなお磐さんがあります。

二日目の宿は勝浦温泉の予定なので、そのまま新宮まで戻ります。
新宮には言わずと知れた
熊野速玉大社!ご祭神は熊野速玉大神。(そのまんまや)
前に来たときも此処には寄りました。
で、なぎの木の実で作った縁結びのお人形を買った!それのおかげで夫婦生活も長く続いてるのかも。だって、結婚した当時みんな「すぐに別れるよ」と噂しあった私達がもう18年も一緒にいるわけですから♪

熊野速玉大社

本宮大社に比べ、朱の色が綺麗な社殿です。
それと、町中にあるので、山の気とは全然違います。

参拝を終えてもまだ時間があったので、新宮
阿須賀神社へ行くことにしました。
大社とは違って、村の鎮守様と言った風情の神社ですが、此処の裏の山がなんと蓬莱山!
徐福がこの裏山で天台烏薬の材料を採取したといういわく付きの神社です。

阿須賀神社

ここも知る人ぞ知る、ちょっとマニアックな神社です。

本当は新宮に対する旧宮と言う事で神倉神社へ行かねばならないのですが、何故かパス!
何でだったのか判らないのですが、そこは前の時も行っていない。
多分、行くべき時期というのがあるのかも知れません。まぁ、ねこきりには見るべき所をいくつか残すという習性があるのは確かですが・・・。
最近神倉神社のゴトビキ磐に会いに行こうという気分になっています(^^)v

で、勝浦温泉で一泊し、最後は那智の辺り♪
まず何と言っても瀧でしょう!
飛瀧神社
  

左の写真は瀧ですね。それと右の写真は瀧の前にしつらえてあるひもろぎです。
そう、神様に降りていただくための場所と考えて下さい。
瀧自体も凄いエネルギーなのに、それの増幅装置としてひもろぎまであって、う〜んたまりませんなぁ〜!

飛瀧神社から暫く階段や坂道を登ると、熊野三山最後の「
熊野那智大社」へ出ます。
ご祭神は「熊野夫須美大神」(くまのふすみのおおかみ)

熊野那智大社

真ん中右辺りに三本足のカラスの銅像が見えますか?
ヤタガラスって言うんだけど・・・日本サッカーチームの・・・もう良いか!
それにしても三つの熊野大社、どれも全然違う気です。
何だか、それぞれがそれぞれの力を補完しあって、ひとつの結界を作っている感じです。
何を守るための結界だったんだろう?

それに熊野と言えば、私達には出雲の熊野大社が思い浮かびます。
社殿の感じや気の種類も、熊野のと出雲のは違う。でも、何となく似てる感じもするんだよねぇ。太古、熊野と出雲で何があったんや〜!!誰か教えてくれ〜ぃ!!!
今のねこきりはどっちも大好きだから良いけど(^^)v

神社の後にはやっぱりお寺!で、西国三十三番札所の第一番
青岸渡寺にもお参り。
だって、熊野那智大社とは隣同士。昔は神と仏が一緒だったからね♪

青岸渡寺

もっと良い写真はなかったんかい!とお叱りを受けそうです・・・。
他のは、人物が真ん中でニコッと笑ってVサインをしながら(これは嘘です)立ってたりするんです。どうぞこれでご勘弁を。
帰り道に
補陀洛山寺(ふだらくさんじ)にも寄ったんだけど、写真は無し!そう言えば前に来たときに撮った写真に変なものが写ってたんだよねぇ。(気のせいだよ〜ん)
補陀洛山寺って、ちょっと歴史的に凄いよねぇ。えっ?なにがって?
補陀洛渡海ですよ。仏の楽園「ポータラカ」へ渡るために、食料を持たずに棺桶みたいな船に入って、海に流して貰ったんだ。
それって、自分がポータラカへ行きたかっただけなんだろうか?それともポータラカへ行って貧しい衆生を救済して貰おうと思ったのだろうか???
自殺行為と言えばそれまでだけど、きっとその頃の僧には、それなりに正しい教えだと思えたんだろうね。

取り敢えず、熊野編この辺りでお終い。
そうそう、帰り道はずっと海岸線を通って帰りました。やっぱり黒潮に面しているだけあって、まるで四国の田舎(室戸、竜串、見残し辺り)を走ってるみたいな気分でした。
四国と紀伊半島ってどっちもミカンの産地だし、良く似てるよね(^^)v

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