吉備路遍


2005年7月3日〜4日に、吉備路を回った。
記録的な空梅雨と言われていた今年。6月に梅雨入りしてから真夏の暑さがやってきてほとんど雨は降らなかった。
なのに、7月になった途端に気温が下がり、雨、雨、雨・・・。
結局この旅はずっと雨の中の移動でした。

初日、大阪を出るときには小雨程度。「まぁ、こんなもんなら大丈夫♪」と元気に出発!
途中もそんなに土砂降りになることもなく、中国道から山陽道をイイカンジでのドライブ。

この日に予定しているのは、15年ぐらい前に一度行ったことのある場所ばかり。
吉備津神社、吉備津彦神社、最上稲荷を予定していた。
「みんなそんなに遠くなかったし、何とかなるでしょう!」と下調べもせず
(^^ゞ
で、吉備のサービスエリアでふと思う・・・「いったい何処で降りたら良いんだろう?」と
(-_-;)
「そこまで何も調べずに此処まで来るか!」と自分につっこみを入れながら、案内所で尋ねる事にした。
「吉備津神社へは何処で降りたら良いんでしょう?」
綺麗なお姉さんが、ちゃんと地図を出してくれて、マーカーで印を付けながら教えてくれた。
「う〜ん、なかなかサービスが良い♪自分で調べるより早〜い」
で、その後吉備津彦神社へ行く道も教えて貰って、その地図を持って出発。
でも、内心「通り過ぎてなくて良かった〜」と・・・
(^^;ゞポリポリ
サービスエリアを出て、岡山のジャンクションを岡山道に入ってすぐにある総社の出口で降りた。
出口で料金を払っているときに、KIRIさんが吉備津神社へ行く途中で先に最上稲荷があることを発見!
料金所のオジサンに確認をとると「
はい(*^_^*)」と笑顔♪
雨は降り続いているものの、さい先は良い。

最上稲荷
ねこの中では、神仏習合の不思議な気を持つお寺と言う印象がある。
ちょっと坂道を上ったところに、裏が山で、そんなに大きくないお堂があって・・・と言った感じ。
膝に爆弾を抱えてるから、初っぱなからはあんまり歩きたくな〜い!!
でぇ、到着したら・・・参道が長い
(^^;ゞポリポリ
「そう、確かに、両方にお店がある参道を登ったよねぇ」と徐々に思い出す。
ねこの中では、もう少し上まで車で行けたはずだったんだけど、15年前の体力だと「そんなに遠くない」とインプットされてたんだろうね。
取り敢えず登りは膝が痛くないから、お土産物だとか風水グッズなんかを並べている、かび臭〜いお店の間の参道をボチボチ登った。
参道最後のところに、何か大きな磐があった。それを見た途端何かを思い出しそうな感覚・・・。
でも、明らかにそれは前に来たときのものじゃなくて、夢の中での出来事なのが判る。
まぁ、深く考えないでおこう!!といつものように脳天気にその場はやり過ごしたけど、アレはなんだったんだろう・・・今になってちょっと気になったりして
(..;)""> ポリポリ

日本離れした山門 尻尾に剣を立てた龍

左の写真の山門は、帰りに上から撮ったものです。ちょうど七夕の前なので、笹に短冊がいっぱいぶら下がっています。下からだったらこれを潜って左の階段を登るのが参拝順路。
そこには右の写真の手水舎が在ります。
かなり大きな龍君で、赤い玉を掴んで、尻尾に
が・・・。ちょっとカッコイ〜ィ(^_^)v

ご本堂 ねこが引いたおみくじ

お寺なのですが、結構大きな注連縄でしょ。神仏習合って、何となく変・・・。
この中で、法華経の行者によるご祈祷が行われていました。
裏山もちょっと怪しげで、イイカンジ♪
最上様に一つだけお願いをして、おみくじを引いて下さいって書いてあったので、ねこは「今、私に一番必要な言葉を下さい」とお願いして、太い竹串のおみくじを必死に振り出した。
串の幅が1cm近くあって、なかなか出てこなかったんですよ。
で、出てきたのが21番大吉
\(~o~)/
神通力故増益寿命って書いてある♪神通力って何?神に通じる力?神に何かを通信するのか・・・って考えすぎ
(..;)""> ポリポリ
でも、帰ってから判ったんだけど、下に書いてある「つるのはやしに遊ぶが如し」の方がヒットだったのかも
(-_-)
で、KIRIさんは経済の事をお願いしたらしい。それで出たのが「吉。飢えし時、食にあふが如し。あなたのもっとも必要だと感じたとき、思わぬところから救いの手がさしのべられるでしょう。ただし、あなたの日々努力する姿が、周囲に認められていることが必要です」だって!!
ヤツが努力してる姿なんて・・・想像も出来ない20年連れ添った嫁であります
(^^ゞ
KIRIさんの習性としては、凝り性で飽きっぽい。研究、追求は結構やるんだけど、努力って言われると・・・やっぱり違うような
(^_-)
でもまぁ、救いの手を待ってみよう
(^_^)v
この後、本堂の参拝順路の立て札に従って行くと、裏側に回ってびっくり
(@_@)
そりゃあもうあんな凄いものは見たこと無い!!
どんなかと言うと、下の写真です。

天然の岩山に、これだけの彫刻が彫り込まれているんです。
そう、5年の歳月をかけて彫刻家の人が、法華経をテーマにこの場所で、裏山の磐を掘り出したらしい。アトリエで彫ったものを持ってきて設置したんじゃなくて、此処の岩山に彫ってるの・・・凄い・・・凄すぎる
(;-_-X;)
写真では大きさが判らないと思うけど、左の彫刻の端から、右の端まで5mぐらいはあったと思う。
本堂のすぐ後ろにあるので、引いて撮れなかったからひとまとめには出来なかったけど・・・。でも、実物を見たら絶対びっくりです。
本堂を一周回って、「はて?私の知ってる最上稲荷ってこんなところじゃなかったような?」と思っていたら、この彫刻の横から坂道を登ったところにありました♪
八大龍王社とかって旗も立ってる。
この辺りで結構膝が悲鳴を上げ始めてはいたのですが、なんとか登る。
やっぱりお稲荷さんだけあって、伏見さんの奥の宮にも雰囲気が似てる。

ここからまだ上があります。 奥の院横です

ちゃんと建物を撮ってなかった(>_<)
多分八大龍王さんは、もっと上の山の中に居られると思うのですが、膝痛と、雨のためパス!
右の写真の方は、ちょっとバリ島っポイ雰囲気で見えてたので撮ったのですが・・・雨のため暗くて全然そんな感じじゃないですね
(/_;)

此処もなんだかんだと言ってもやっぱり、後ろのお山が御神体なんじゃないのかな?
どう見ても神奈備山っぽいし、気の感じからしてもやっぱり山から降りてくるものが絶対的に強い!

吉備は、鉄を作っていた人達の国だからね〜。
そう言えば、古神道の先生が、「大和が出雲を攻めるために、吉備の鉄が必要だった。それで、吉備津彦を派遣して産鉄民の王『温羅』を滅ぼしたんじゃないか」って言ってたなぁ。
出雲と吉備の関係って・・・。敵対してたんだろうか?山一つ隔てただけの地理関係で、同じような産業を持ってた。その二つは違う民族だったのか?
ってなことを考えながら、痛い足を引きずりながら、でもってびしょびしょになりながら、そっと坂道を降りたのでありました。

でぇ、次に行ったのが
吉備津神社 備中一宮です。
こちらの御祭神は大吉備津彦。
配神は、御友別命 (ミトモワケノミコト) 仲彦命 (ナカツヒコノミコト) 千々速比売命 (チチハヤヒメノミコト) 倭迹々日百襲姫命 (ヤマトトトヒモモソヒメノミコト) 日子刺肩別命 (ヒコサスカタワケノミコト) 倭迹々日稚屋媛命 (ヤマトトトヒワカヤヒメノミコト) 彦寤間命 (ヒコサメマノミコト) 若日子建吉備津日子命 (ワカヒコタケキビツヒコノミコト)
 だそうですが、此処は本当に謎に満ちています。
由緒書きによると、大吉備津彦が出雲振根と組んで温羅をやっつけたとか、突然随分時代が違っているところで、カヤナルミ姫の名前が出てきたりする。
も〜〜っ、判りかけてたものが全部ぶっ飛んでしまうような御由緒書き
(/_;)
とにかくこちらのご本殿は、只今改修工事中で、全然写真が撮れませんでした。
本来は、白い台座の上に立つ、吉備津造りの秀麗な建物です。

失礼して拝殿内を・・・すると光が! 有名な回廊です。こんな雨の日にはありがたい!

左の写真は、拝殿内を激写(?_?)
デジカメで撮った写真は真っ暗で何がなんだか判らない状態なのですが、KIRIさんが携帯で撮った写真は何とか写ってました。で、何故か額の上部に光が写り込んでる。
隣でねこが撮したデジカメの2枚には何もないのに、これはいったい何の光なんでしょうね〜。
右の写真は、温羅の首が埋まっていると言われていて、その上で鳴る釜神事を行う鳴る釜殿に続く回廊です。

この建物の下にウラの首が・・・(>_<) 境外摂社 宇賀神社

釜殿の中にはちゃんと大きなは釜があって、今も申し込んだら釜鳴りの占いをしてくれるそうです。
ただ、神官は決して占わないとか・・・。つまり、願主が、釜の鳴る音を聞いて、自分で吉凶を判断するらしい。
私達が行ったときには、終わったばかりだったらしく、お掃除の最中でした。
ここで、もう一つ不思議が・・・。
此処の釜殿で火を焚くのは「阿曽女 アソメ」と呼ばれる女性です。
アソと言えば、阿蘇山のアソ。阿蘇にも鬼の伝説があって、そこでも首を切られた鬼(鬼八)は、霜が降ると冷えて切られた首が痛いと吠えるため、少女が火を焚き続けると言う神事が残っている。
そうそう、言い忘れてたけど、此処の温羅(うら)と言うのは、百済の王子で、産鉄民の首領。それを桃太郎と噂される(!)吉備津彦が征伐したって言うお話なのです。
それで、殺したにもかかわらず温羅の身体が、暴れるから、お供の犬に食わせてしまった。それでも首が吠えて仕方ない。で、どうしたら静かになってくれるの?って聞いたら、此処に埋めて、上でアソメに火を焚かせてくれって言ったとか言わないとか・・・。

でぇ、アソについて調べてみると、結構全国的に地名としてある。
それも、蝦夷(エミシ)のにおいがする。
山の民、産鉄民、エゾ エミシ、そして出雲もやっぱり産鉄民であり山人。
う〜ん、なんだか掴めそうで掴めない!!う゛〜っ、もうちょっと
(>_<)
でも、そのうち、向こうから答えはやってくるはず。もうちょっとのガマンガマン♪

で、もうこのあたりで膝は限界まで来てる。下りだけでなく真っ直ぐなところでも痛い・・・
(/_;)でも、此処まで来たんだし・・・チェックインには早すぎるし・・・と、もう少し頑張ることにした。

吉備津神社から車で10分ぐらいのところに
吉備津彦神社がある。こちらは備前一宮。(ちょうどこの辺りに備中と備前の国境があるんですね)
よく似た名前なんだけど、気の種類は全く違う!!

拝殿 拝殿奥の本殿

こちらの神社は、私が知ってる中では出雲の佐田神社に良く似てます。まぁ、ねこの勝手な感じ方なのですが(^^ゞ
ここもやっぱり山の気が強い。
朝日宮、元気比太神宮とも呼ばれているらしく、太陽信仰、月星信仰、それと巨石の磐坐信仰が混ざっているようです。
???気比って???う〜ん、またまたねこのうなり声
(^^;ゞポリポリ
気比と言えばツヌガアラシト・・・角があって確か大加羅國の王子だったような・・・。
で、温羅も鬼だから角があって百済の王子って・・・
んでぇ、んでぇ、気比比売大神が祀られていて、それが天照大神だなんて〜
(。>_<。) えーんも〜っ、判ら〜ん!
裏の山には龍神社が在って、王龍(
天の王龍地の王龍)が祀られているとか。
雨が土砂降りじゃなくて、膝が痛くない人は是非登ってみて下さ〜い。(
って言うことは登ってないって事(^_-)
帰ってから判ったんだけど、此処には鶴社と亀社が在るらしい。
どうも今回の旅は鶴亀が・・・
(^_^;)

それにしても、此処の神社は明るかったですよ〜。さすがに太陽信仰の地だけあります。
それも帰って調べてから判ったことなので、行ってるときには知らなかったんだけど、とにかく雨が土砂降りでも明るい。祐気取りの時間にはまだ早かったんだけど、充分に光が降り注いでました。

そうそう御祭神は天御中主、高御産巣日神、神産巣日神。造化三神ですね。
それから配神は、天之常立、国常立神、イザナギ、イザナミ・・・と、八百万の神達で書ききれないぐらい沢山です。

こちらは隣にある子安神社。
最近赤ちゃんを産んだばかりのかめ子
ちゃんとリュウセイ君のために、しっかり
お参りしてきました。
結構こちらも霊験あらたかで、御利益の
ある神社だとか!!

もう此処までで、限界点を突破!!
膝が痛〜い
(T.T)
ちょっと早いけど、旅館へ行こうと言うことになって、ネットで出てきた簡単地図を頼りに「奥倉敷、ホテルニューきび路」へ向かった。
まず、その地図の起点になっている岡山道総社インターまで戻る。
地図にあるきっかけを探して180号線をひた走る。
しかし、この地図の縮尺たるや・・・無茶苦茶!
はい、ちゃんとマップルに繋がなかった私が悪いんです。
でも、総社駅のすぐ傍と言うことなので、総社駅まで行けば良いんだ!と・・・。
地図では近そうだったのですが、結構あったんです(^^;ゞポリポリ
で、そのきっかけのところからは縮尺がむっちゃ変わる。
だったら途中で波線を入れて切っとけよな〜
(`ヘ´) プンプン。
そんなこんなしていたら、いきなり
総社に着いてしまった。
総社って言うのは、昔、偉い人が沢山の神社に参るのが面倒だって言うことで、一つの神社の中に合祀してしまったというもの。
まぁ、怠け者のねこにしたらその気持ち良く判る〜
(^^;ゞポリポリ
お庭がとっても綺麗でしたよ。

入り口です 綺麗なお庭

拝殿 備中神楽のお面が飾られています


この後、旅館にチェックイン!!
ホテルニューきび路に、前日(土曜日)に泊まったら備中神楽が観れたはずなのですが、残念なことに、この日はやってませんでした。
ホテルは、思ったより小さく、家庭的な感じ。
温泉はラジウム鉱泉で沸かし湯。
でも、大浴場は24時間入浴可能だし、結構綺麗にしていたので、○です。
食事は、料理長が酢っぱいものが好きらしく、酢の物はかなりの酸っぱさ
(>_<)
メニューの中にままかりとか、そーめんかぼちゃとか、不思議な食べ物とか、酸っぱいものが結構入ってたなぁ・・・。まぁ、お酢は健康には良いものだから♪
KIRIさんだけは、屋上の露天風呂へ行ったのですが、そっちはちょっとお掃除不足でイマイチだったとか。
ネット割引で、食事の時にビール一本付けて二人で2万円を割ったから、かなりお得な値段でした。
まぁ、夜10時頃大浴場に行こうとしたら、館内の明かりが消えてて、節電は判るけど、ちょっと怖かったかも
(‥ゞ

翌日、朝目覚めて外を見たら・・・やっぱり雨
(^_^;)
食事を済ませて、「鬼の城」へ行くつもりで、フロントのお姉さんに尋ねる。「鬼の城って、雨が降っても大丈夫ですか?」。
お姉さんは思わず「大丈夫です」と答えた。
「足下なんか、大丈夫ですかねぇ」ともう一度聞くと「車を停めて貰って、2時間ぐらいのハイキングコースです」って・・・。それって、全然大丈夫じゃないし!!
「倉敷は行かれましたか?」って、「今回は倉敷には行きません」と言うと、色々お寺を言ってくれたけど・・・。
まぁ、仕方ない!歩かなくても、近くまで行けば「気」も判るし、一応土地の記憶はトレース出来る。
と言うことで、鬼の城に向かって出発!
大型バス乗り入れ禁止の、かなり細くて急な坂道を車で登る。
雨は小降り。「この調子なら少しは見られるかな〜」と淡い期待。
車窓から見る風景は、なかなかのもの。結構無造作に巨石が転がっていたりする
ー ̄) ニヤッ
産鉄民の城だけあって、綺麗な水が流れる川もあるし、大きな磐もゴロゴロ。
まむし注意の看板があったから、サンダル履きはやめた方がよさそう。
まむし君が冬眠に入って、雪が降る前あたりが狙い目の季節かも♪でも、2時間のハイキングコース・・・ねこが行く気になる事ってあるんだろうか
(..;)""> ポリポリ
巨石好きのまがけん会長に教えてあげようっと
(^_^)v

かなりの集中豪雨に遭って、車を降りずに早々に退散。
山はやばそうな天気なので海の方へ行くことにした。
去年リリーバリーに来た不思議な夫婦にマスターが聞いたという安仁神社を探して・・・。
高速道路で貰った地図には載ってるんです。でも、あれって相当アバウト
・・・(^_^;)
まぁ、近くまで行けば判るだろうと行ってみたのですが・・・見つからない。
で、バイクで走っている郵便屋のお兄ちゃんを捕まえて聞いてみた。
結局そのお兄ちゃんは名前すら知らない!つまりその区域には無いって言うこと・・・。
でも、そのお兄ちゃんとってもいい人で本局に電話して聞いてくれた
(*^_^*)
それで、ちゃんと辿り着けたわけです。
安仁神社(あにじんじゃ)

拝殿正面から 本殿横から

御祭神は五瀬命(イツセノミコト) 配神は稲氷命 御毛沼命
本殿横には左補神社と右補神社があって、神武東征の時に五瀬命を補佐した軍神達だとか。その他にも、5社の遙拝所があり、まるで磐坐のような磐が配置されています。

お水汲み場 5つの遙拝所がこんな感じです

さすがに神武東征と関係する神社だけあって、和歌山の日前国縣神社の雰囲気と良く似ていました。
で、なんで此処に来ようと思ったかと言いますと、リリーバリーのマスターの話によると、岡山県のもう少し北部にある神社の神職夫妻が来たときの話し。
どうもこの神社とその人が神職を勤める神社には関係があって、鶴と亀になっているとか。どっちが鶴なのかは忘れてしまっていたのですが、行けば判るだろうと思って行ってみた。
でも、行っても何も判らない!!
確かに裏山には磐坐があり、列石(メンヒル)もあるらしいので、古い信仰形態を残している神社らしいけれど、それについて何か書いてあるわけでもないし・・・。
で、帰りがけにKIRIさんが雨の中駐車場に立っていた案内板を読んだところによると、現在は宮城山だけど、その昔鶴山と呼ばれていたと書いてあった!!
「鶴山か〜」と言うことでこちらが鶴に決定
(^_^)v
でも、それがどうしたって
???さて〜?
その怪しい夫婦というのが、神道天行居と言う宗教団体の信者さんらしい。
もちろん神職さんなので、キリスト教とか仏教とかって言うものじゃない!!
名前のように神道。今の国家神道には無い、それこそ神通力を使えるようになるための修行方法が残っている古神道。
そこの人達が「
重要な場所」と言うからには、きっと何かあるはず。
今はまだ判らないけど、確かにこの足で踏みしめてきたので、土地の記憶は回収できている
(^_-)
必要なときにきっと翻訳されて出てくるでしょう
(^_^)v
これがねこの隠された力♪ってカッコイイ?でもだいたいそうなんです。
その場所、もしくはそこの気を感じて帰ってきたら、必要なときに、必要な知識となって内から出てくる。
土地って、CD−Rみたいに色んなものを記憶してて、それを上手く読みとれば、結構面白い
(*^_^*)
まぁ、個人的な楽しみなのですが♪

雨も降り続いてるし、祐気取りは済んでるって言うことで、もう帰ろうと言うことになって、地図をみたら、一番近くのインターが和気。
そっかぁ!和気なら和気神社がある♪
と言うことで、帰りに寄ることにした。でも、そのアバウトな地図にも載ってなーい。
でも、和気清麻呂公とは御縁があるから、きっと導いてくれるさ!といつもの脳天気
f^_^;
で、ちゃんと迷わずに辿り着けたんです。

和気インターの横辺りにあって、
ずっと気になっていた巨石が・・・。
いつもは高速道路の上なので、
ちゃんと見ることも、写真を撮ることも
出来なかったのですが、下から見ると
本当に凄い存在感!
あれはきっと加工されてる。
片面を磨き上げて、鏡石として古代に
使用されたものでしょう。
太陽信仰の遺跡だと思うなぁ・・・。

和気神社

入り口です 拝殿正面

御祭神は和気清麻呂公。
和気清麻呂公と言うのは、道鏡事件の時に、宇佐に御神託を聞きに行った人。
忠臣の代表のような方です。でも、なんか引っかかるんだよねぇ・・・。
まぁ、良いか!!
そうそう、その宇佐に行ったときに、足を怪我してたんだけど、イノシシの大群が運んでくれて、ちゃんと御神託を天皇に伝えることが出来たという話があって、こちらは狛犬さんじゃなくて狛猪さんが守っています。
ねこは亥年なので、同じ和気清麻呂公を祀っている京都の御所隣にある護王神社に良く行きます。年に二回の大祓えと、お祭りの時にはご案内が届くので、たまに提灯の奉納をしています。
もちろん宇佐神宮も、大好きな場所なので、和気清麻呂公は大好きです。
ほとんど、神社でお願いすることはないのですが、此処は足腰の守護を得意としている神様なので、Halkoさんとねこの足の痛みがとれるよう、御祈願してきました。
たまには良いですよね
(^_-)

狛猪さん♪ 護王神社にもあるさざれ石

結局ずーーっと雨が降り続いた今回の旅。
その割には、結構色々回れた旅でした。
膝が痛くても、それなりに歩けば何とかなるというのも判ったし、まぁ良しとしましょう♪

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