河内長野辺り

2004年11月22日、南への祐気取りで河内長野辺りへ行った。
最近祐気取りも、結構行き先を決めるのが大変
^_^;
線を引いた地図とにらめっこ。それでその日の体調を考えながら距離を決める。
で、今回は高野山より近くと言うことで河内長野の辺りに決めた。
地図を見ると金剛寺と言うお寺が、赤い字で乗っている。字が赤いと言うことはきっと大きなお寺♪
と言うことで、行ってみた。
でぇ、行ってみて判ったんだけど・・・ここって来たことがある!!
う〜ん、そろそろ呆けてきたか
(^^;ゞポリポリ
でも、久しぶりには違いない(^^)v


天野山金剛寺

正面から 斜めの渡り廊下が綺麗♪

ご本尊は大日如来です。
創建は奈良時代で、行基菩薩。
我が愛しの空海様(!)が、真言密教を広めるためにこの地をお選びになったとか。
そう、高野山もやっぱりに丹生津姫の土地で、今も高野山を守っているのは天野の社。
その天野の神をここでもお祀りしているので、天野山なのでしょうね。
この辺りから橋本高野にかけて、数多くの丹生神社があります。
こちらのお寺は、弘法大師空海の御影を高野山から移しているので、女人禁制だった高野山には登れなかった女性も、弘法大師に会える(?)と言う事で、女人高野の一つとして弘法大師と縁を結ぶための霊場として栄えたようです。
この日の私達は、ほとんど人の居ないゆったりとした時間の中、ゆっくりとお参りしました。
駐車場から門を潜るとすぐに上の写真の境内に入ります。
門を潜って右の方、小川沿いに歩くと見事な庭園を拝観できます。(有料)
宝物殿もあるので、お金を払ってでも入っていただくと良いですね
(*^_^*)
歴史を感じさせる庭園で、五葉松がなかなかイイカンジで雰囲気を醸し出していました。
南北朝の頃の「北朝行在所」に入らせていただけます。御座所も在って、廊下から覗き見ただけなのですが、天皇のお座りになった高御座や素晴らしいふすま絵が在りました。
宝物殿には、ちょっとゾクッと来るような劔や、読んでいくとワクワクするような古文書の巻物が展示されていたりしてちょっとカルチャーした気分になれますよ♪


その後、また駐車場の辺りまで戻って貰って、道路を渡ったところ、少しだけ山を登ったところに、此処の土地を持っている神様「地主神」が祀られています。高野明神と、もちろんその母上様で在られる丹生津姫も居られます♪





あまり登る人も居ないのか、道が随分荒れていましたが、ねこが登れるぐらいの距離なので、全然大丈夫♪お寺参りに行ったら、出来ればそこの土地を守っている神様にもご挨拶すると良いですね♪


この日の祐気取り、まだまだ時間が余っていたので、駐車場の中で地図とにらめっこ
(^,^;)
南のライン内で、そんなに遠くない場所にめぼしい霊地は無いか!!
で、見つけてしまったのです・・・。
いくら山道でも、車だったら30分ぐらいと踏んだ。
それで、行ってしまったのですねぇ
(..;)""> ポリポリ
行き先は槙尾山施福寺
地図で見たらそんなに遠くない♪で、車で行っても確かに良い時間に着けた。
「やったー!当たり〜♪」と喜んで駐車場に車を止め参道を歩き始める。
参道の端には、お土産物屋さんも何軒かあり結構観光地化されてる感じ。
「う〜ん、これは時間内にもう一つお参りできるな
(*^_^*)」と・・・思ってしまった私が可愛そう(‥、)
お店はすぐになくなり、見えるのは長い坂道
(-_-;)
でも、それも少し登っただけで山門が見えた
ヽ(^o^)丿
「な〜んや、あそこまでか〜」と頑張った。
がぁ、しかし、そこはほんの序の口でしかなかった。
いやぁ〜、登りましたねぇ・・・坂道の次には階段があり、途中諦めそうになるとちょうど良いタイミングで建物が見える。
「あそこまでか〜」と思って登ると、それは本堂では無い
(>_<)
でぇ、それを何回か繰り返すとこっちも意地になってくる。「此処で引き返して歩く距離の方が、ここから本堂までより長かったら悔しい!!」と
(‥ゞ
結局階段を登っている間に祐気取りの時間切れでしたが、間違いなく霊気漂う山の中で、しっかり祐気取りは出来ました。

本堂で〜す(;^_^A アセアセ… これが山の上からの眺め

本堂直前の坂道折り返し地点で、何故か着物に草履姿のお婆ちゃんが降りてきた。
あれって・・・あの着物と草履であの山を登ったのか?
着崩れ一つしていなかったけどぉ・・・昔の人恐るべし〜(^_^;)

で、本堂前に到着!!
息も絶え絶え、脳にはほとんど酸素が行っていない状態
f^_^;
最後の階段の横当たりに、愛しの空海様が得度するときにおろした髪が祀られていたような・・・?
まぁ、ご本堂で般若心経など息も絶え絶えに上げ、しっかりお参りしました。
こちらの創建は、第29代欽明天皇の時代(538年)で、行満上人によるものだそうです。
山岳信仰のビッグスター役小角、行基菩薩などもこちらで修行されたそうです。
で、空海様が勤操大徳について出家得度をなさったそうな!!
ご本尊は秘仏「十一面千手千眼観世音菩薩」で現在は天台宗のお寺。
でも、創建当時は真言宗のお寺でご本尊も弥勒菩薩だったようです。
帰ってから判ったのですが、本堂裏手に馬頭観音が本尊と背中合わせに祀られているとか。
見れば良かったぁ〜・・・でも、もう一度あの山を登る気力は無いから・・・多分一生見られないだろうなぁ
(>_<)
ああ言う場所に行くときはちゃんと下調べをして行こうと心に誓ったのであります。
がぁ、多分行く前にあの坂道のことを知ってたら、絶対行ってないけど
(^^;ゞポリポリ






空海が得度した愛染堂 最初に騙された建物です。紅葉が綺麗♪

登っているときにはほとんど見えていなかったけど、写真左の愛染堂も、右の紅葉もなかなか風情があるでしょ♪


数日後、ゾーさんに「施福寺に行った」と言ったら、「あっこはきついやろ〜」と・・・。
やっぱり近くに住んでる人はみんな知ってるんだ〜、無知は怖〜い
(>_<)

目次に戻る