まがたま研究会で出雲! 2009.5.15〜16

今回の出雲旅行の目的は、古代出雲博物館で開催されていた特別展のテーマが「勾玉」だったから〜♪
まが研会長と予定を合わせて、なんとか最終日前日5月16日の「ヌナカワヒメ」の講演会にも申し込んでo(^-^)o ワクワク

高速道の割引があるので、土日で行こうかと思ったものの、今回会長が松江に用事があり玉造温泉に泊まる予定だったので土曜日宿泊にすると旅館が1人2〜3000円UP(>_<)
と言う事は、3人で6000円ぐらい高くなるわけで・・・で、出雲までの高速料金は6000円ぐらい。
それが1500円ぐらいになるって言うことは・・・う〜む、あんまり変わらないな〜。
そんなせこいことを考えて、なかなか旅館を決めてなかったら、土曜日の空室が無くなった( '_';)
「うわ〜!玉造温泉って最近人気なんだな〜」と・・・。
これは行ってみてはじめて何故いっぱいだったのかが判ったのですが(^^;ゞポリポリ

と言うような葛藤のすえ、15日の金曜日出発。
当日の予定は午後2時過ぎに松江のお蕎麦屋さんへまが研会長が勾玉のお話をしに行く事。
でも、せっかくなので朝8時半ぐらいの出発で、11時過ぎには蒜山のSAでお蕎麦をペロリ。
「2時にはもう一度お蕎麦食べるんだよね〜(^^;ゞポリポリ」と言いながら、何故かみんなお蕎麦。
何処まで蕎麦好きなんや〜(^_^;)

ねこは、今回黄泉比良坂の写真を撮ろうと言うもくろみがあったので、久しぶりに国道9号線で松江に向かった。
で、12時過ぎには安来辺りに到着。
前に行った時とは変わって、曲がる道も綺麗になってたしなんか「黄泉比良坂公園!」なる道案内の表示も出来てた( '_';)
後ろでお休み(-_-) zzz中の会長を「着いたよ!!」と起こす。

いや〜!ホントこんなに綺麗なところだったっけ〜???
でも、確かに間違いない!!

全景はこんな感じ ここが入り口
オオカムズミの神様 桃木なんだけど山桃らしい これが道敷大神様

まが研3人組みの移動にしては、珍しくお天気も良く、暑くもないし寒くもない最高のコンディション。
まぁ、結局翌日はまたまた豪雨に見舞われたんだけどね〜(‥ゞ

最近のスピリチャルブームで、ここを訪れる人も多いらしく、無人ながら黄泉比良坂の説明書なんかもあったりして・・・。

でぇ、それを見ててちょっとびっくり(@_@)
「うわ〜!ここって黄泉への入り口やったんや〜〜」と・・・
いや・・・確かにそうなんだけど、どうも出口って言う感覚で・・・イメージの中では一方通行。

だって・・・イザナミっておのころ島で国生みをして、最後にホノカグツチを生んだために火傷して死んだんだよね〜。
その後古事記には比婆山に葬られたって書いてあって・・・そのお墓からイザナギが黄泉の国に下ってて、死体を見た訳だから、やっぱり入ったのは比婆山だよね〜。
それで最後追いかけられで出てきたのがここ。
もしかしたら、ここの出入り口は道敷大神で封印されてるけど、イザナギが入った方はまだ開いてるんじゃないの???
でもまぁ、ここの説明書には、この場所から入って此処から出てきたって書いてあったから深く考えないでおこう(^_-)

「会長!この木が桃の木らしいよ〜」とねこが言ったら、アウトドア派の会長は「これは桃違うやろ?」とf^_^;
確かにそう言われれば、木の形状も葉っぱも桃の木じゃない。
「あぁ、山桃か〜」と会長が言ったので、ねこきりははじめて山桃の木を知ったのであります。
そうなると神話のイメージがちょっと崩れるなぁ・・・。
桃太郎の出て来るような大きな桃を3個投げつけたら、それがぐちゃっと当たって流れたために八雷神をやっつけられたたって感じで捉えてたんだけど、山桃だったら結構ちっちゃくてセコイ感じ(^^;ゞポリポリ
いや・・・どっちにしても、桃の実みたいな柔らかい物が凶器では無いとは思うけど(^_^;)
一応鬼には「金」と言う五行の思想が入ってきてからの話なんだろうな〜。

神話では、イザナギ神が、その桃で助けられたのを喜んで「私の国の人々が苦しむときには、私を助けたように助けてあげなさい」とオオカムズミ神と言う名前を付けたんだって〜♪
と言うわけで、そこに映えてたから神様になれた桃の木なのだ〜(^-^)

その後、もう一カ所イフヤ社にも参拝。
途中、ちょっと会長のトイレを探して寄り道。ご用の方はなんとか間に合ってププッ ( ̄m ̄*)揖夜神社到着。

揖夜神社 拝殿
境内摂社 カラクニイタテ神社 荒神を祀る蛇巻と幣串

ここも、前に来たときからしたら見違えるほど綺麗になってた〜(☆,☆)
お社の上から神気が立ち上ってて「ほら、あんな風になってるところは神様が居てはるねん」とは会長の談。
御祭神は、イザナミ大神が黄泉津大神と名前を変えた後祀られています。
多分、全国的にも珍しいと思う(^_^;)
出雲大社の天井にある八雲の図と同じような極彩色の絵があるらしいんだけど・・・判らなかった(/_;)
写真左下のカラクニイタテ神社は、結構くせ者で、まだまだ研究の余地有り。
ご本殿向かって左がこのお社で、右にはミホツヒメ様が居られました。
拝殿の正面には、四竹でひもろぎが作ってあって、その中に荒神様が祀られています。
こっちは、拝殿と全く違う気が立ちこめててなかなか興味深い♪
この辺りで荒神と言えばスサノオ様かな〜(^_-)

こちらもしっかりと楽しんで、その後松江へ。
何故か運転手KIRIさんは、松江に入ってから道に迷う(@_@)
ねこが思ってるのとは、反対側に向かってどんどん走って行くんだよね〜(^_^;)
「このまま行ったら美保に着くんやけど・・・」と。
美保の神様に呼ばれてたのか???
取り敢えず、もう一度元に戻ろうとちょっと走ったら、お城が見えてきて一安心。
たま〜にあるんだよね〜(^_-)

会長のご用時は、松江城のそばにある「神代そば」と言うお店。
さすがにまだお腹は空いてなかったけど、やっぱり本場の出雲蕎麦を!!
一応みんな3枚づついただいた(^u^)ペロリ
ここのお店、面白くって北海道産のそば粉で打ったお蕎麦と、出雲産のそば粉で打ったお蕎麦だと値段が違う!!
やっぱり出雲へ来たんだから〜と、ちょっと高いけど出雲産のお蕎麦をいただいたのであります。
びっくりしたのは、店内の音楽がタイムドメインミニから流れていたこと!
お蕎麦にいい音を聴かせるためという、店主の心遣いだって(^_^)v

とにかく、120%の満腹状態になったねこきり・・・。
会長だけお蕎麦屋さんにのこして、夕飯を美味しくいただくために1時間ぐらい松江城を散歩することにした。
何度も来てるけど、歩くのが嫌いなねこはまだ一度も松江城には入ってなかったんだよね(^^;ゞポリポリ

取り敢えずお堀端を歩いて行くと橋があったのでそれを渡った。
すると、城山稲荷と言う赤い旗がヒラヒラ♪
「お稲荷さんだ〜o(^-^)o ワクワク」と、ねこ。
少し坂を上ったところにありました!!

やっぱりお稲荷さんは赤!! お祭前でドタバタ準備中
さすが松江!不昧公好みな感じ この二体はヘルンさんお気に入りのお稲荷さん

ここに辿り着く前に、色んなお店の外に「ホーランエンヤ」と言うポスターが貼ってあったんだよね〜。
で・・・此処に来てはじめてその意味が分かった!!
12年に一度の日本三大船神事が、翌日あるって(*_*)
正式名称は「城山稲荷神社式年神幸祭」
ここの稲荷社の御神霊を船に乗せて東出雲町にある阿太加夜神社までお運びし、1週間に渡って五穀豊穣や市民の幸福を祈る祭りだとか。
そう言えば、揖屋から松江に向かう9号線沿いにこの阿太加夜神社の前を通ってきたな〜。
で、その船を漕ぐときのかけ声が「ホーランエンヤ」なんだって♪
12年に一度のお祭・・・そのせいで、玉造温泉の旅館がいっぱいだったわけf^_^;
夕方のテレビニュースもそのお祭一色って感じだったし・・・凄い力が入ってました(*^_^*)
まぁ、そんなに古いお祭じゃなくて、始まりは360年ほど前。
天候不順で稲の不作が予想された年に、松平直政(ナオマサ)公がお祭をされたところ、豊作を見たと言うことで、最初は10年に一度、最近では12年に一度執り行われているとか。

と言う事が判ってから御参拝。
ここは、ねこの大好きな小泉八雲・ヘルンさんも好んで通った神社♪
本殿を回り込むと、写真右下のお稲荷さんが特別扱いされていました。
犬くらいの大きさで、かなりカワユイ〜(☆,☆)

一通りお参りした後、まだ時間があったので、お城の方へ行こうとしたら・・・何とも素敵な気が立ち上る場所発見(¬ー¬) フフ
護国神社・・・。

とっても綺麗に浄められてる入り口 不思議な空の模様にうっとり
綺麗なご本殿 お堀の橋の上から松江の町並みを

どなたが祀られているのかと検索かけてみたら・・・
『松江護国神社は、明治戊辰戦争から第二次世界大戦までの数々の戦争において、尊い命をささげた出雲・隠岐出身の軍人2万3000柱をお祀りしている神社です。』とのこと。
う〜ん、ここでねこがこんなに反応したって言うことは・・・きっと御縁があったんだろうな〜(^_-)
懐かしくて、気持ちよかった〜〜♪


その後、お蕎麦屋さんに戻って、仕事が終わった会長を回収(!)してから、一番安かった玉造国際ホテルにチェックインしたのであります。
ここのホテル・・・何処かの会社の保養所って感じで、お風呂なんて味も素っ気もないんだけど、一応源泉かけ流し。
何たって、窓の下は宍道湖だし、お部屋も広くて、料理も、値段のわりにはまずまずと言った感じで結構良かった♪

しっかり3回温泉に浸かって来ました!(^^)!

翌16日、曇天の中朝食後玉造出発。
「降るかな〜〜。まぁ、私らやし降るわなぁ・・・」と諦め気分。
「でも、今日は博物館の中だから降っても大丈夫♪」と言ったものの、このままだったらちょっと早く着きすぎ!
ココまで来て、出雲大社にご挨拶しないって言うのはイカンでしょ!
と言うことで出雲大社前まで到着。
本当は久しぶりに裏の山に登って御歳社にお参りしようと思ったんだけど、出雲大社の駐車場がいっぱい!!
道も曲がれないぐらいで、その先にある御歳社には無理そう。
「んじゃ、取り敢えず車止めて、命主神社へ歩こう」と、駐車場が空くのを待つこと30分。
待ちに待ってやっと誘導してくれたと思ったら・・・駐車スペースじゃないところf^_^;
ここやったら、もっと早く入れてくれたら良かったのになぁ・・・と。
でも、参道に一番近いところだったからラッキ♪♪
「それにしても、出雲大社凄い人気やなぁ」と言いながら歩いていると、あの辺りの茶道の各流派が集まるお茶会が参道で開催されてた( '_';)
な〜るほど・・・人が多い訳や〜!
色んな流派のテントを横目で見ながら手水を使っていると、境内から何か聞こえてくる。
急いで入ってみたら、こちらでもお祭〜〜♪
出雲大社教の信者さん達のお祭らしく、大きなテントいっぱいの人人人。
スピーカーからは、何とも素敵な祝詞が〜〜(☆,☆)
「神様、やるやん♪」と、祝詞好きのねこは、神様からのサービスをしっかりといただいたのであります。
素敵な祝詞の後、巫女さんによる鈴払い。
右旋左旋の正体見たり!!
柱を背にして回るんだ〜〜♪

テントはお茶会 正面が改装中のご本殿 鈴払い最中です

と言うようなことがあって、久しぶりに北島家の前を通って命主神社へ行こうとしたら、北島家の前で「ここええねんで〜」と会長。
「入ったこと無いわ!」とねこきりは、はじめてお邪魔。

出雲教ご本殿 後ろは亀山 この辺りが不思議スポット
不思議スポットの正体天神社 こちらも古いお社三社

拝殿では丁度結婚式の最中で、白無垢のお嫁さんも居られましたよ!!
結婚式だけでなく、お宮参りの赤ちゃんも居て何とも目出度い雰囲気♪
だけど、右上の写真の場所は、何とも不思議な気の場所。
近寄ってみたら左下のお社「天神社」。
「スサノオ様だったんだ〜」と近寄ると「スクナヒコナ様」
ふ〜ん、スクナヒコナ様が天神で祀られてるって言うことは・・・カラ国が天って事だよね〜(^_^;)
「ええんかいな〜」

右下写真のお社は、出雲の臣の祖神を祀ってるんだけど、ここだけは華やかさが一切無くて厳かな感じでした。

その後、またちょっとテクテク歩いて命主神社まで。
こちらもまた綺麗になってたなぁ〜〜(☆,☆)

命主神社拝殿 此の捻れ方はただ者じゃない(^^;ゞポリポリ
ここで翡翠の勾玉と銅矛が出土したのであります 真名井でお水を頂いている会長

こちらの御祭神は神産巣日神。
大国主が兄達にいじめられて大やけどを追ったときに、ウムカイヒメとキサカイヒメを使わして助けた神様。
大国主命を陰になり日向になりしながら助けた神様。
先に書いたカラクニイタテ神も、もしかしたらこの神様なのかも〜って言う説もあり(^_-)
まぁ、スクナヒコナのお父さんって言うのもあるし・・・結構謎が多い神様ですね〜。

と言う事で、写真で判るようにまだ雨は降ってないのです(^_^)v
この後、お勉強に出雲古代博物館へ行って、中に入ってから雨が降りだした。
さすが、いつも降るけど、そんなに濡れないって言うことは・・・やっぱり神様に愛されてるって事で(#^.^#) ニョホ

なんとか博物館にたどり着き、お昼ご飯♪
博物館の中には阿礼と言うお店がある。
でも、食べ物は古代米のおにぎりとカレーだけ。
お菓子だったら「蘇」があったけど、結構お高い!
お腹ペコペコだったので3人ともこの勾玉型の
お皿に入った古代米のカレーをいただきました。
ボンカレー風の見た目と甘さだったけど、結構
いけました♪
左上のサラダのドレッシングは柿酢のもので、
これがねこ的にはお気に入りでした(^_^)v

お腹いっぱいになってから、セミナー。
100名限定って言ってたけど、それ以上入ってたんじゃないかな?
講師の方は84歳のご高齢。
さすがにあの歳だけあって自慢話のオンパレード(..;)""> ポリポリ
期待していたヌナカワヒメのお話は全然無くって・・・ちょっと残念。
途中何度も眠りの世界に引き込まれながらも頑張って聞いたのであります。
セミナーって久しぶりだったな〜♪

予定より30分押しで終わって、それから急いで特別展を見に行った。
半分ぐらいは、常設展から持ってきてる感じで、目新しいのはあまり無かった。
でも、やっぱり綺麗な勾玉が沢山あって、目の保養がいっぱいできた(☆,☆)
ちっちゃい勾玉も可愛かったな〜♪

お腹いっぱい勾玉を楽しんで、土砂降りの中帰途についたのであります。
やっぱりまが研旅、一度は土砂降り〜(^_^;)

さてさて、次は何処へ行こうかな♪♪

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