大阪交野辺り

2003年2月17日にゾーさんと磐船神社から星田妙見へ行った。

磐船神社というのは、我が愛しのニギハヤヒ様が、初めて大和に降りられたと言われている場所です。
旧事本記と言う本には「ニギハヤヒ尊は天祖の詔をうけて、天の磐船に乗って、河内国河上のいかるがの峯に天降りまして。更にその御座を大和国鳥見の白庭山に遷します」と書いてあるらしい。その場所と思われるのがこの磐船神社です。
私達が、昔・・・と言っても10数年前に初めて行ったときは、道も随分悪く、山の中の忘れ去られたような神社だったんだけど、最近は道もきれいに整備されとても行きやすくなっています。

境内にはいると名前の通り大きな磐がご神体としてまつられています。
下には川が流れていて、それをまたぐような形で大きな磐があるわけです。その磐の下を潜ることが出来るのです。要するに胎内道潜りのような感じで生まれ変われる!!
まずお社にご挨拶してから社務所へ行き、「お磐さんの下を潜りたいです」と言うと、入場料として300円を払うと白い上着を貸して貰えます。
ご神体の中へ入るわけなので一応それらしい衣装が必要なのと、狭いところを潜るために着ているものが汚れるのでそれのカバーという意味もあります。
下の川が増水していて危険があるときには、許可が下りませんので、お天気続きの日を選んだ方が良いですよ。それと、必ず汚れても良い洋服と、滑りにくい靴を履て行って下さい。
今回私達は、前日が雨だったせいで「う〜ん、さっき来られた女性達はお断りしたんですよ。滑りやすくて危険ですから」と言うおばあさんを口説き落としてなんとか入らせて貰いました。

まず最初は小さな梯子を降りて、そこにまつられている神様にご挨拶してから、磐にペンキで書いてある(ご神体にペンキ書って・・・
;-_-X;)矢印の順路通りに進みます。途中で細い板を渡してあるだけの橋を渡ったり磐の間をすり抜けたりして少しだけ広くなった所へ降ります。(前に潜ったときはその場所は通れなかったんだけどなぁ)

ちょうど良い場所にでたと言うことで、ゾーさんは一仕事♪
此処では今までの光りのマニ宝珠の大神様のバージョンアップ版で、三柱の神様の名前で三本の大きな光りの柱を立てると言う神業をしてくれました。なんと、此処でのゾーさんの警ひつは宇宙船のエンジン音(本物は聞いたことないけど・・・あくまでもイメージです)のような響き!もしかして本当にこの大きな磐って「
天翔る船」だったんだろうか?

ただ今この下でゾーさんがお仕事中です。

で、一仕事終えてからまた磐を潜って裏側へでます。そこは少し高くなっていて、ご神体の磐を上から見られるようになっています。
ふむふむ、ええ感じで柱が立ってますなぁ・・・と言いながらしばし美しい柱を見上げる。するとなんだか上の方にマニ宝珠が・・・。
「あぁあれ?柱の上に光りのマニ宝珠の大神様も乗せてあるから♪」とのゾーさんのお言葉。さすが抜かりない!!

ご神体の後ろに沢山の神様もおまつりされています。

ゾーさんには、またまたその場所でも思う存分お仕事をして貰い、帰りの坂道でねこはすべって転びかけながら社務所に上着を返しに行ったのでした。


磐船神社を出て、途中で昼食を取り星田の妙見さんへ行きました。
妙見菩薩というのは「星」の神様です。あれ?菩薩・・・なのに神様?う〜ん、昔は神も仏も同じやったんや〜!とにかく此処は
星田妙見宮です。つまりお宮さん♪正式名は小松神社
ご祭神は、天之御中主大神、高皇産霊大神、神皇産霊大神。
仏教では北辰妙見大菩薩、道教、陰陽道では、太上神仙鎮宅霊符神。

結構きつい階段をぜえぜえ言いながら登ると拝殿に辿り着きます。

ほらっ!注連縄もあって神社でしょ?

この拝殿の後ろにご神体でもある大きな磐坐が2つあるんです。

狭くて引きで撮れないから一つしか写りませんでした

なんだか磐に映る光りが綺麗でしょ?ゾーさんは此処で3本の柱を立ててました。
でも、此処の柱は磐船神社よりちょっと細め。それと、此処での警ひつは、なんだか中年のオバサンのような声・・・。妙見さんってもしかしてオバサン?
で、社務所にあった御神像が見えるお守りを覗き込むと、まさしく声の通りのお姿が・・・。
不思議だ〜!
まぁ、磐船神社は天照国照アメノホアカリヒコクシミカタマニギハヤヒの大神ですからやっぱり太陽神。此処は妙見さんで星の神様。だから細い柱でOKでしょう!!
自動的にそこの神様にあったものを作り出して差し上げるゾーさんって凄い♪

あまり立派な社殿があるわけではないけど、結構良い感じの神社です。
実は、此処を捜し出すまで随分かかったんです。大分前から存在は知っていたのですが、道に迷ったり桜の季節で車が多くて入れなかったりして、昨年やっと見つけられた場所。
それで初めて来たときに「あ〜、此処は白山中宮平泉寺に似てる。あそこほど強くはないけど種類が一緒」と感じた。多分、白山の神様が話しを通して下さったからたどり着けたんだろうな。

登った道と違う階段で下りると、お滝場があります。此処も白山信仰同様修験道の関係だったんだろうな。

中央右下にお不動様がまつられています。中央が修行用の滝。

此処の境内も木がとても沢山あって、水も流れています。
やっぱり良い気には、木と水が絶対不可欠のようですね。

境内を出て少し行くと川が流れていて、その堤防には沢山の桜があります。
桜のシーズンにはお花見の人達が沢山集まって、バーベキューやカラオケで盛り上がるんです。
でも、ねこきり的にはそのどちらも苦手(;-_-X;)。
やっぱり桜はもっと厳かに見上げたいものです。まぁ、お重のお弁当ぐらいなら良いかな♪

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