白山中宮平泉寺へ行った

前章の日吉から若狭へと引き続き、ゾーさんと越前に在る白山中宮平泉寺へ行った。神社なんだけど、なんか権力者の都合で平泉寺と一緒になってしまったらしい。
今は、どこをみてもお寺だとは思えないです。

当日は12月にしてはかなりの冷え込み。(普通大阪の12月って暖かいもんだろ!)
しかし、大阪のお天気は良くて、雪の心配は無さそう。
好調な滑り出しで大阪を後にし名神から北陸道へ入りました。
がしかし、途中で段々雲行きが怪しくなり、回りの風景は雪景色と変わった。道には雪はないんだけど、路端には掻き寄せた雪が固まっていて、溶けた水が道路に流れ出してる状態。おかげで洗ったばかりの車はドロドロです。(我が愛車がぁ〜っと嘆くきりぎりす)
空は曇っているだけで降りそうではないんだけどね。
それで目的地の福井北のインターで高速を降り、いつものように美味しいお蕎麦屋さんへ向かいます。(気持ち良いところには、美味しいお蕎麦が付き物なのだぁ)
向かったのは、永平寺近くのお蕎麦屋さん。(前に行ったときに無茶苦茶美味しかった!)
そこでお蕎麦をたらふく食べ、本来の目的地へ向かおうとしたら、ゾーさんは雪かきされた雪に触りながら「こんなん、大阪では滅多に触られへんし」なんて・・・。
それで、少しだけ来た道を戻り勝山の方へ向かって走り出す。すると辺りが見る見る雪国状態。遠くに見える山々は神々しいまでに輝き、車の中には感嘆の声がこだます。(たいそうな)
道は、ちゃんと雪かきされていて、車が走るには全然問題なし。まぁ、その雪かきされた固まりの高さが1メートルぐらい在ったのがちょっと気にはなってたんだけどね。
越前大仏を過ぎ、国道を逸れ、細い道を平泉寺に向かう。まぁ、なんとか鳥居前までは行けたんです。
それで、みんな暖かいコートを着込んで車を降り、参道を歩き始めた。
初めのうちは良かったんだ。何人かが雪を踏み固めていたみたいだから・・・。
がしかし、そんな雪の中を歩く人が沢山居るはずもない。何となく道になってはいるものの一足踏み出すごとに30pぐらい沈み込む。
みなさん、普通の靴でそんなところを歩いたこと在りますか?靴の中はもうグジュグジュです。なのに寒さなんて全く感じない!だって体の中から熱がわき出すんだから。

こう言う状態。これ、土の上に雪が在るみたいに見えるでしょう?
それが違うんだよ。50〜60p積もった雪の上に、木の枝とか葉っぱが落ちてるだけ。
「取りあえず、此処まで来たんだし〜」と言う事で、本殿前まで行ってみた。そこまではなんとか人が歩いた跡が在ったし・・・。
んでぇ、いつものゾーさんの「光りのマニ宝珠の大神様」!
その後ろでねこは買ったばかりだったひすいの勾玉を雪団子にしてゆらゆらと清める。
「ひーふーみーよーいーむーなーやーこーとーもちろらねしきるゆいつ・・・」と。

この後ですよ。ここから前人未踏の雪の中。
足を雪に突き立てて姫神さまの待つ拝殿まで登った。
「なんで、こんなとこ歩いてんねやろぉ〜」と口々に言いながらも、みんなみょ〜にハイ!
長い石段が在ったはずの道なんだけど、なんにも見えない。足を突っ込んで初めて段があったり無かったり(^_^;)
何度転んだことか。それでも下は雪!痛くなんてないも〜ん。
「なんでワシさっき、あんな所に積んであったきったない雪を触ったんやろう・・・」とゾーさんがつぶやいたかどうか・・・(^_-)
ねこは翌々日に出るであろう筋肉痛に思いを馳せながらも、ただきりぎりすの踏んだ後に足を突っ込む。
どれだけの時間がかかったのかも判らないほど、みんなハイで、とにかく目的の社殿に到着。ゾーさんはやっぱり此処でも裏に回ってお仕事!(此処までは誰も来ないと思うけど・・・。やっぱり習性になってるのかなぁ)
でぇ、警ひつをかけるたびに木に積もった雪が「ド〜ン」と落ちてくる。
エネルギーの震えが伝わるんだろうね。
確か此処の神さまってオオナムチとニニギとククリヒメだったと思うんだけど・・・。
ゾーさんの警ひつが、宇宙的に聞こえる。
多分、本当は宇宙神に近い神さまが居られるんじゃないのかな?
何度かゾーさんの神業に立ち会ううちに、だいたい神さまの性質が判るようになってきたねこ。
後で聞いたら、やっぱりどこかの星から神さまが降りてきたところだとか・・・。

それにしても、むちゃくちゃ凄い気場です。
前には来たときは夏で、深緑の景色。その時に畏れのようなものを感じるぐらいの気場だった。何もない、意志が何もないんだ。ただ、純粋なエネルギーがそこにあって。
その、意志のないエネルギーに畏れを覚えながらも、嬉しかった。
今回は2回目で、前に感じたのとちょっと違うかなって思いながら来たんだけど、色は白になってたけどやっぱり同じ。これまでで最高の気場です。
ねこは、宇宙と繋がりたいときにはいつもあの場所をイメージします。
めい想の時も、レイキの時もね。
春になったら、今度はヨーコちゃんも連れて行く予定。ゾーさんも緑のあの場所がもう一度見たいって!
あんな凄い目に遭っても、やっぱりその筋の人は気に入ってくれたみたいで良かった。

雪は降ってなかったんだけど、木の枝に積もったのがボタボタ落ちてきて、結局上からも下からもびしょ濡れ。それでもみんな頭から湯気を出して歩いてたんだよ。
結局降りてきた時は随分時間が経ってたらしく、帰りはもう暗かった。
やっぱり日吉大社の後に若狭へ行っていて良かった!
ちゃんとお見通しだったんだろうね。神様有り難う♪
そうそう、帰りの高速で汚れた窓を拭くためにサービスエリアに入ったんだ。それでちょっと腹ごしらえなんかしてから再度出発。そうしたら事故渋滞に巻き込まれた。
やっとの思いで事故現場を通り過ぎるときに良く見たら、サービスエリアに入る前に前後を走っていた車達が5〜6台玉突き衝突!
うひょ〜、あのまま走ってたらきりぎりすの大切な147君もあの中で・・・
(>_<)
神様、本当に有り難うm(_ _)m

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