ねこの観た
春一番コンサート2005「ありがとう」


2005年5月1日2日4日5日
の4日間、二度目の「最後の春一番コンサート」が開催された。
初代の春一は天王寺の野外音楽堂で、1971年から始まり、1980年に「最後の春一番」が在ったから、今回は二度目の最後。
二代目は、初代が終わり16年経ってから、大阪城の野外音楽堂で復活した。
その時にはFM大阪がバックについて、二日間開催された。出てる人も、メジャーどころが多く、入場料も結構強気の値段だった。(そのせいで1日しか行けなかった貧乏なねこきり)
そのあと、服部緑地の野外音楽堂に移り、本来の春一の雰囲気に戻った。
初代が終わってからほぼ16年間、唄うことをやめていたようなミュージシャンも、春一と共に復活してきた。
もちろん、最初のうちはステージに立っても「ただのオジサン」(^,^;)
それでも、初代と同じで、嬉しそうに唄ってた。
それが、5〜6回目を過ぎる辺りから、みんな昔取った杵柄状態で上手くなってくるし、ステージでも輝くようになってきたから不思議。
聞く人達だってそう。16年前ほど元気ではない・・・現に私だって・・・初代の時には日焼けなんてなんのその!!
でも、二回目が始まってからはしっかりと日焼け対策をしなくては・・・お顔にシミが・・・。それに、炎天下一日座っているのさえ結構辛い。
それでも、だんだん慣れてきて、それなりに楽しめるようになる♪
今年は初代から通して20回目と言う区切りの年だった。
年が明けたぐらいから、何となく今年で最後と言う噂がネット上を流れ始めた。
去年は中島らもさんが亡くなり、砂川正和さんも、そして直前になって高田渡さんが向こうへ旅立った。
去年も、出演予定だった落語家さんやホンヨウウンさんと、何人かの追悼があって、今年もそんな具合。
風太さんやアベさんも、きっと辛いんだろうなぁ・・・。そんな風に思うと、誰も反対は出来ない。
それに、春一番というのは、風太さんとアベさんのもの。観客なんてただあの二人の作り出すものを見せて貰って、その中で自分の役割を見つけて行くもの。
サービス過剰な他のコンサートとは、その辺りが根本的に違っている。
去年終わった後、そのサービス過剰なコンサートしか知らない者達が、春一応援サイトの掲示板で騒いでた。それを見てうんざりした(-_-;)
他のコンサートやイベントだったら、きっと私も何か文句を言ったかも知れない。
だけど、春一番だけは違うんだ。そうじゃない!何度もそのBBSを見ながらそう呟いた。
風太さんとアベさんがやめると言うんだったらしょうがない。それが彼らの美学なんだ。そう思いながら、二度目の最後を迎える春一番に臨んだ。
思えば、一度目の最後も、私にとって大きな節目だった。
今回の最後はどんな節目なんだろう?
何かを終わらせることによって始まること。それを考えなくては・・・そう思って最後の春一を楽しむつもりだった。

初日の5月1日
空模様はほとんど雨。始まる頃にはまだそれほどの降りじゃない。

いつものように会場前ですでに演奏が始まっている 見慣れた幕が色あせてきています

春一番は、開場と共に演奏が始まります。
上の写真のように、外でアコースティック楽器だけで演奏していることも在りますが、開場前には終わらせてしまったり、そのままステージに登ってステージでの演奏になったりします。この日は、そのまま終わって、開場と共に聞こえてきたのがリクオの唄でした。
出演者の中では結構有名どころのリクオを初っぱな、まだみんなが入場していない時間に持ってくるなんて(^_^;)
持ち時間だって15分か20分なのに・・・。ちゃんと座って一段落する頃には終わってしまっている。それも春一番ならでは。







はなみずきが咲いてます、屋根のあるのは飲み物調達所 大西ユカリの書いたありがとうの文字

「春一番2005ありがとう」これが今年のタイトル。
みんなが、風太さんとアベさんにありがとうを捧げた。
そして、先日亡くなった高田渡さんにも。

少しほっそりとしたアベさん。
相変わらずの迫力ですが・・・。
後ろに嵐君が写っています。

嵐君はお父さんの後を継げるか???
でも、まだまだ春一番を仕切るのは・・・(^_^;)

恭蔵BAND センチメンタルシティーロマンストリオ

今年の恭蔵BANDではタコさんがソロを取ってくれました。
楽器を持たないタコさんはなんだか落ち着かない感じ・・・。
恭蔵(ZO)さんが亡くなってからもう随分経つ。ZOさんの居ない春一なんてって思ってたけど、恭蔵BANDのようにZOさんの残してくれた歌を唄ってくれる人達が居るし、他の人達も結構ZOさんの歌をアレンジして唄ってくれる。その時にはやっぱり声を合わせて唄ってしまいます。
センチは、二度目の春一になって初めての出演。
初代では、ずっと見ていたので、やっと本来の春一を見られたような気分になりました。嬉しかった〜。
みんな、見た目はオジサンになってるんだけど(だって、最後に見てから26〜7年経ってますから)、声は変わらない!!
聞いているこっちも一気に二十歳の頃に逆戻り(^^)v

雨はお昼過ぎからどんどん本降りで、傘に弾く音も音楽の一つ。
席を立つにも、椅子が濡れるのでなかなか立てない。
かなり大きめの傘、コーティングの上着や、大きなストール、それにバスタオルまで持ち込んでの完全武装でも、やっぱりかなりのずぶ濡れ状態でした。

塩次伸二さんのバンド+布谷文夫さん 加川良さん

左の写真の一番左側に居る人が布谷文夫さん。いつも思うのですが、やっぱり唄は魂で唄うものなんだなぁと・・・。このオヤジは凄いの一言!!
加川良さんは、シバ、友部正人さんと共に、ずっとずっと変わらない妖怪のような人。まぁ、顔のしわは確かに増えているのですが、声もスタイルも全然変わらない。

この日は、伝説(?)のバンド「誰がカバやねんロックンロールショー」の復活も有り、「アチャコ一座」も盛り上がってました。
東京から来たという「ハンバートハンバート」と言うバンドの女性ボーカルが、とても澄んだ声で高田渡さんの名曲「生活の柄」を唄ったりして、ちょっとびっくりしました。

全部で24組以上の出演。
私は、あまりの寒さに最後3つ残して早退してしまいました。

5月2日
お天気は前日の雨も上がって曇りの予定だった(^^;ゞポリポリ
にもかかわらず、開場の頃にはもうすでに快晴!!
この日はどうしても見逃したくないバンドが出るので、いつもは並ばずにみんなが入ってから入場する私も、しっかりと列に並ぶ。
だって、昨日みたいに初っぱなからリクオなんて事がありますからねぇ・・・。

開場前 服部緑地の風景

この日は、人が少なかったので、こんな並び方ですが、4日5日はこの芝生沿いにずらっと並んで坂の上の方まで繋がっていました。
この芝生から、夕方になると白爪草の香りが漂ってきたり、タンポポの綿毛が飛んできたりします。

ギターを持っているのが藤井裕さん マイクを持っているのが田川律さん


この日の初っぱなはBIG BUG BAND。良かった!お目当ての人じゃなくって♪
いつもの席に陣取り、一息ついたところで次に出てきたのが左の写真、「藤井裕」さん。この日はアコギでソロ。心配そうなまなざしの風太さん(赤いTシャツの人)・・・。
裕ちゃんは、若い頃はむっちゃ男前で、かっこよかったベーシスト!!
多分、私と同じ高校で同級生だと思うんだけど・・・彼は1年か2年でやめちゃった。
クラスが違ってたので定かではない(^^;ゞポリポリ
でもねぇ・・・月日って惨い(/_;) それと、ベーシストって、やっぱりあんまり唄が・・・(>_<)
それでも、やっぱり楽しい春一番♪
右の写真の人は田川律さんです。本来もの書きのこの人がステージで唄ったのを見るのは初めて!!いつもは裏方さんとして、ステージ裏でお料理担当されている方。
大好きな大塚まさじさんに提供している唄を唄ってくれました。





髪を切ったシバさん ツインズ

シバさんはずっと長髪で、後ろでくくっていたのですが、今回はばっさりと・・・。
まるでやくざの親分のよう(^_^;) この人の唄もず〜〜っと変わらない・・・。
右の写真のツインズは、去年かその前ぐらいからか出てきた双子。
二人とも4日間ずっと会場で楽しんでいた・・・若いけど春一フリークと見た!!
唄は上手いですよ〜。
それにしても、同じ声と同じ顔の兄弟って・・・一人で良いような気が(‥ゞ
でも、さすがに同じ声でハモると厚みがあって凄い!
後は唄に込めるソウルだね(^_-)

出てきました!!
プチバッドレビュー。
本当はソーバッドレビューと言う名前で
7人ぐらい居たと思う。
第一回の8.8ロックデーで初めて観て
度肝を抜かれたバンドです。
此処で北京一さんと
砂川正和さんが
ツインボーカルを取ってました。
この後石田長生さんも唄いました。

かたつむりを唄い踊る北京一さん。
もう、何処を取っても綺麗な肉体芸術!!
何処も気を抜いてないし、バランスが崩れてないって、やっぱり凄〜い。
マッチョより、しなやかに動く肉体の方がやっぱり美しいと思うねこでありますー ̄) ニヤッ
何となく昔より唄も上手くなってたみたいな気がするのは、ファンの贔屓目???
あ゛〜っ、でも、この人が見られただけで大満足です。

木村充揮さん 舞台袖の福岡嵐君

元憂歌団の木村さんは、もう木村節としか言えないブルースを聴かせてくれました。
見てるだけで癒されるブルースマンって・・・。
天使のだみ声はまだまだ健在です。

右の写真の嵐君は、福岡風太さんの息子さん。
舞台袖で立っている姿がお父さんにそっくり!!
でも、風太さんの若い頃って、もっと男前(?)で格好良かったんだよ!!

中川五郎さん

最後は中川五郎さんのステージです。
日もどっぷり暮れて、良い雰囲気♪ステージのそばまで降りて写しました。


さてさて、5月3日のお休みを挟んで5月4日です。
ちなみに3日は、家でしっかりとごろ寝。でも、いつもより体力が落ちてない!
去年から持ち込んでいる低反発ウレタンの座布団のお陰か、腰にも来てない!
まだまだ頑張れるぞ!(^^)!

開演前外で、韓国の衣装で民族音楽! ハンドマイクで唄う朴保(パク ポ)さん

開演前から、外で派手な人達が太鼓や笛で踊ってた。
途中で、木で作ったハンドマイクスタンドが出てきて、朴保さんが唄う。
こんなコンサートって、他にないよね(^_-)
朴保さんは、このまま開場と共にステージに上がって、今度はちゃんとPAを通して唄ってくれました。

バンド名は「波人」(パド)です。
力強い歌声と、韓国の魂が、
心を揺さぶります。

この日は、凄い入りでした。
今までで最高の入りだったかも・・・。連日これなら赤が出ないだろうけどね(^_-)
この日は、本来なら高田渡さんが出演する日だったので、彼の「子ども達」と銘打って沢山の人達が、渡さんの歌を唄った。

タコさんのスチールギターで唄うペケ(いとうたかおさん) そこにシバさんとなぎら健壱さんが加わった

武蔵野たんぽぽ団の仲間達が、高田渡さんの歌を唄う。

高田渡の子ども達(!?) 中川イサトさんと有山じゅんじさんの師弟共演!

よく考えてみると、このステージ・・・結構平均年齢が高い!
風太さんは高田渡の子ども達なんて紹介していたけど、ほとんどが同年代で、良いオジサン連中。(あ〜、でも渡さんって、見た目ほど年を取ってなかったんだよねぇ)
それが、こんな楽器をもって唄うのって、やっぱり凄いかも(‥ゞ
右の写真のひげ面の方が有山じゅんじさんで、白いジャケットが中川イサトさん。
有山さんは、どうしてもイサトさんにギターの弟子入りをしたくって、家の前に座り込んだとか・・・(‥ゞ
どちらも、誰にもまねできない絶品のギターを弾いてくれます。

有山さんと唄う風太さん!! 随分こっちも色あせました

左の写真、珍しく風太さんが唄っています。表に出る裏方さん・・・。それでも唄ったのは珍しい。
前で踊っているのがアチャコさん。初日にアチャコ一座で唄ってくれた人です。
花菱アチャコさんのお孫さんで、芸術家でもあります。
右の写真の幕を、大麻で染めてくれた人! 本人曰く「大麻はハーブだ!」とか(^^;ゞポリポリ
昔、それで掴まってるんだけどねぇ・・・。
今はお孫さんも居るらしい!
随分ハーブ染めの幕も色褪せてきました・・・。

ついでに紹介しておきたいのは、この帽子のオジサン。
オカモト君と呼ばれています。
何をしている人かは不明。いつも酔っぱらっています。
初代の春一からずっと来てる。
天王寺野音の前でフラフラしているのを風太さんが引き
入れたのが最初だとか。
それから友部さんの歌が気に入ったらしく、ずっと来てま
した。
二代目になってからも、いつからかは忘れたけど、
やっぱり常連さん。
KIRIさんが気に入られたらしく、「男前やなぁ」と写真を
撮って貰ったこともある。
握手した手が、とてもぶあつかったとか。
今年はこの日だけの参加でした。
ちなみに私が知ってる限り・・・30年前からこの人は今と
変わらないオジサンに見えました。

有山じゅんじさんと金子マリさん 大盛り上がりでアリーナにお客さんがいっぱい

有山さんは、この日2回目の「渡の子ども達」と紹介されて出てきました。
沢山の人達が加わって、大盛り上がり。大塚まさじさんも唄ってた。
普通、この会場のアリーナは、酔っぱらいのオジサンや、走り回る子どもとかの代2ステージのようなものなのですが、お気に入りの人が出てくると、ドドッと集まってきます。
このときは、びっしりと言う感じでみんなが降りてきていました。

坂田明さん 黒田京子さん バカボン鈴木さん 友部正人さん

左は一吹きで天と地を繋いでしまうサックス奏者坂田明さん。
我が家ではミジンコおじさんと呼んでいますが・・・f^_^;
ジャズ系の人は、アベさんの顔で来ることが多く、このステージ袖にもアベさんが立っていますね。
右の写真は友部正人さん。すぐ前のジャズの雰囲気を一声で自分のものに変えてしまった強者です。
見た目も、唄うスタイルも、何もかもが30年間ずっと変わらない。でも、確実に進化している友部さん。本当に不思議な魅力に溢れた人です。
ねこは、この人の歌に支えられて「春・・・冬子」を書きました。

この日も最後まで観ました(^^)v

で、最後の春一番最終日
初っぱなから飛ばしました!!

フィドルを弾く風太さんと佐久間順平さん 三宅伸治さん

佐久間順平さんがフィドルで高田渡さんの曲を弾いてくれる中、入場しました。
心温まる雰囲気でした。
で、椅子に座った辺りで、「この人が居なければ、春一番は無かった。隠れたミュージシャンを紹介します」と呼び込んだのが福岡風太さん。
この日のために猛練習したとかで、キラキラ星を丁寧に弾いてくれました。

その後、一流どころとして三宅伸治さん。
いつもはもっと遅い時間に出て来るんだけど・・・。
お決まりのギターを弾きながらの客席巡りは、肩車の上に乗って。
最初の頃は若いと思ってたんだけど、結構大人になってきた(^_-)
でも、カッコイイ〜。
この人、二回目の春一が始まってからは皆勤なんじゃないかな?
友部さんのファンみたいで、いつも友部さんの歌を一曲は歌ってくれます。

ここからが凄い!!
世界に誇る山下洋輔トリオです。
それに、なんと山海塾の麿赤児さんが白塗りでコラボレート。
まさかこんな形で見られるなんて(/_;。) ウッウッウッ
世界に日本の舞踏を認めさせた第一人者。
それに、山下洋輔のピアノが絡んで・・・(。>_<。)
そ・・・それだけじゃない!!

絵を描いているのは黒田征太郎さん。
大きな板に、絵の具をぶちまけながら手で描いていく。それも、描いては消し、そこにまた描く。
これは出来上がったものを見せるものではなく、描いていく過程を見せるもの。
まるで人生のような絵画です。
いつも、このオジサンの中には、怒りと愛が同居していて、興味深い人です。
左下の写真は、白塗り麿赤児さんもキャンバスになった後です。
このコラボは価値がありました!!
これだけでも、4日間通し券の値段分ぐらいはするんじゃないのかな?

春一番、本当に信じられないようなことをやってくれます。
この後、ガラッと変わって!!

笑福亭福笑さん 天野SHOさん

福笑さんは、ヒロポンズと言うバンドで何度か春一にも出ています。
もともとが、帝塚山の姫松園と言うアパートで、春一ミュージシャン達と一緒に暮らしてた人。
ステージの前にエプロンステージを作り、そこに畳を敷いて高座を作ったんですよ!
今回は、その高座でちゃんと本業の落語「葬儀屋」を一席やってくれました。

天野SHOさんは、ベースの弾き語り。
本当に不思議な声で、唄います。
感情があまり乗らない声。まるで神様に何かを淡々と報告するような声・・・。
その前の盛り上がりをイイカンジですーーっと静めてくれました。

アーリータイムズストリングスバンド 押尾コータローさん

今人気の押尾コータローさんは、昼間にも自分の時間があったのですが、最後の最後アーリータイムズストリングスバンドの時にも、出てくれました。
この人も中川イサトさんを師と仰いでいます。
最後の春一番のオーラスは、アーリータイムズでした。
沢山のミュージシャンがステージに上がり、高田渡さんの歌を唄ってお終い。

ねこ的には、もうちょっと盛り上がるかと思ったけど、なんせ渡ちゃんの唄ですから・・・そんなには盛り上がれない(^^ゞポリポリ
それに、イサトさんはギターは凄いんだけど、唄の方はイマイチ人を引き込まない。
でも、それも有りだと思わせるのが春一番の魅力でもあります。

万全の体調ではなかったにもかかわらず、なんとか4日間乗り切ることが出来たのが、やっぱり春一の魔力なのでしょうね。
初日の雨でずっと引き続けている風邪が悪化することもなく、二日目からの直射日光にめげもせず、ずっと樹脂で出来た椅子に座り続けられた。
毎年「修行」の様だと言いながらも楽しみにし続けていた春一番。
来年は本当に無いのかなぁ・・・。
でもね、有力な情報源から「来年もやるらしいよ」との言葉が漏れてきています。
たぶん、見に行くだけの私達でもそうなんだから、毎年苦労している人達も、年末辺りには春一が恋しくなるんじゃないかな(^_-)
苦労なんて大きければ大きいほど、終わったときの喜びが大きいからね。
来年もステージで、あの怖〜い顔したアベちゃんが「最後や言うたら、人が入るし、話題にもなったやろ」なんてしゃらっと言ってのけそうな気がするんだけどね(^_-)

それにしても、春一番というコンサートは、他に類を見ない不思議なイベントです。
だいたい、ミュージシャンが演奏しているステージに、プロデューサーがのぼって一緒に唄ったりするんですから。それだけでも変わってるよね(^_-)
観客がステージで踊り出しても、そのままにしてたりする。でもね。ちんねんさんと言う観客がステージで踊り出したとき、若いスタッフが降ろそうとしたんだけどとめたんだよ。それで、ちんねんさんのズボンのお尻ポケットに刺さってた新聞だけ取り上げたの・・・。
ステージに登るときの正装って、その程度のものなのか!!
凄く自由なようで、しっかりとした美意識がある。
100組ぐらいの我が儘ミュージシャンと、数十人の酔っぱらい、それを一睨みで黙らせてしまうだけの男が、今のこの世の中に何人居るだろう。
それが春一には二人居る。だからこれだけ続いてきたんだろうね。

独断と偏見で、紹介した人出来なかった人、色々あるけど、だいたい面白くなかった人と、観ることに必死になった人の写真が撮れてない(^^ゞポリポリ
もちろん、京一さんは別だけどね。でも、一曲目で写真を撮り終わって後は食い入るように観てたんだよ(^^)v
山下洋輔バンドは、絶対に此処で紹介したかったし、頑張って写真に収めたんだ。

さてさて、来年はあるのかな〜?

トップに戻る