博多近辺

2007年7月22日〜23日、博多へ行った。
ねこきりにしては珍しく車じゃない!!
22日は博多でお仕事があったので、朝早い飛行機で福岡空港まで飛んで、当日はお仕事。
夜は、博多駅のすぐ傍のホテルに泊まって、23日に列車移動で神社参り。

行く前に、インターネットでリサーチしていたのは、香椎宮と筥崎宮。

まず、JR鹿児島本線で香椎まで行って宇美行きに乗り換え。
1駅乗って香椎宮前に到着。

最近、阪急と地下鉄以外に乗ることなど皆無なので、駅ではドキドキ・・・
「この線で良いんだろうか?本当にこれに乗って着くのかな〜
でもまぁ、此処は日本。日本語で訊ねられるから大丈夫〜♪」
と言いながらも、しっかり到着しました。

2両編成のディーゼルです 単線〜!!

上の写真のように、なんとも風情のある駅!!
帰りの時刻表を見てから香椎宮に向かったものの、帰りは結局のんびりしすぎて目の前で列車を見送った。
なので、このホームで20分のんびりと次の列車を待ったのであります。
日差しは夏なのに、カラッとした暑さで、気持ち良い20分でありました!
でもまぁ、列車が1時間に1本でなくて良かった〜♪

駅から歩いて5分ほどの所に
香椎宮があります。
取り敢えず、水分の補給と言うことで、休憩所でペットボトルを購入。
夏場の神社巡りに水分は絶対必要です!!







鳥居の間から楼門が見えています 綾杉

鳥居を潜って、楼門を抜けたら、前に綾杉が在ります。
この杉が何とも力強くて良い!!
神功皇后が、三種の宝を此処に埋めたそうな・・・
(掘ってみた〜い(..;)""> ポリポリ

ご本殿は、綾杉の左手に在ります。要するに正面を向いてないんです(?_?)

御祭神は【主神】 仲哀天皇 神功皇后  【配神】 応神天皇 住吉大神

こちらは、神社ではなく神宮です。
それも、仲哀天皇の御廟でもあるのです。
仲哀天皇が此処(橿日宮)に留まっていたときに、天皇が崩御なされ、その御意志を継がれた神功皇后が此処から三韓征伐に向かわれたと伝えられている特別な場所。
経緯としたら、九州を制圧するために大和から此処まで来られていた仲哀天皇ですが、ここで海の向こうに金銀財宝の在る国があると言う神の託宣が下り、それを信じなかった仲哀天皇に神罰が当たって急死してしまったのですね〜。
で、その時ご懐妊して居られた神功皇后が、九州の平定をした後神の言葉に従って三韓征伐に出られたわけです。
で・・・15ヶ月の後生まれたのが応神天皇。
月が合わないのは、途中で神の託宣により武内宿禰が、腰にたまご大の石を2つ挟んで呪術を施したからと言うことになっていますが・・・
(‥ゞ

奥が幣殿 手前が拝殿 石を挟んだ武内宿禰を祀る武内神社

こちらは、天皇の御廟でもあるので、勅使が来られて幣帛を捧げます。なので、拝殿にあたるものを幣殿と呼ぶらしい・・・。
で、手前の簡単な建物が拝殿で、本殿の前に在る普通拝殿と呼ばれるべき建物が幣殿。

ねこきりはまず、こちらでご挨拶を済ませ、本殿に向かって右側から外に出ると、本来の目的地であった古宮にGO。
そう・・・だいたい、神社というのは元の宮とか古宮と呼ばれるところが、本来の気場。
でも、此処は、古宮まで行くまでにも、結構良い気場がありましたが・・・。

古宮 仲哀天皇大本営蹟

この古宮は、仲哀天皇皇居「橿日宮」跡で、神功皇后自ら仲哀天皇の神霊を祀られた香椎宮創建の地だそうです。
急死した仲哀天皇の棺を椎の木に掛けたところ、異香が漂って、それから香椎の地名になったとか。
この古宮の右手になかなか素敵な道があったので、登ってみたら、右の写真の碑が建っていました。
写真で見るよりもっと明るくて異次元のような気が漂ってて、ご挨拶をしようとしたのですが、虫除けスプレーを目一杯ふっていたにもかかわらずとんでもない数の藪蚊に襲われて、早々に退散してしまいました。
虫嫌いのねこに夏の神社は辛い〜
(+_;)

もう少し先に行くと武内屋敷跡とか、不老水の井戸なんかも在るらしいけど、まだ後があるのでねこの病んだ膝温存のためパス!!

もう一度本殿前に戻って、境内を抜けて綾杉の所に戻りました。

お稲荷様と鶏石神社 亀の池つつじ山

左の写真は、綾杉の奥にある摂社で、鶏石神社は鶏を祀る日本で唯一の神社だとか。
後で判ったんだけど、子供の夜泣きに御利益があるとか・・・裏の‘おぼっちゃ魔’の泣き叫び攻撃を何とかして貰えるようお願いしてくれば良かった〜
(‥ゞ

右の亀の池つつじ山と言うのは、なかなか良い!
こぢんまりとはしているんだけど、蓬莱って言う感じもあるし、神遊びのための「神庭」と言う感じでした。
ここでは蜘蛛の巣攻撃に閉口。
やっぱり虫のいなくなる冬の方が良いなぁ・・・。


武内宿禰が応神天皇を抱いています 御池弁財天社

左の画像が武内宿禰であります。
何故か常に老人の姿で描かれるのですが、5代の天皇に仕えたなど実際かなりの長寿だったと言われている。色々謎の多い人物。
応神天皇は、仲哀天皇の死後15ヶ月で生まれてる。
呪術で出産を送らせたとはいえ、そんなに長くお腹に居たとは考えられないし・・・
神功皇后と武内宿禰は、常に一緒に動いてるし、武内宿禰が幼少時の応神天皇を養育のため、あちらこちらと二人で動いてたりもしてるしなぁ。
この二人は父子だったのではないかと言う推測も・・・
(O.O;)(o,o;)

右の画像は、休憩所の前にある御池。
楼門を出て、鳥居を潜ったら何故か前から呼んで貰ってる感じがした!
それでスタスタと近づいてみたらニャンコがじっとこっちを見てた・・・弁天様じゃなくてニャンコに呼ばれてたんだね〜
(^_-)

そのニャンコが隠れた傍にあったベンチで帰りの列車がくる時間まで一休み・・・のつもりだったのに、いつの間にかゆっくりしすぎてて、乗るはずだった列車を手前の踏切辺りで見送ってしまったのでした
(‥、)

取り敢えず、他に交通機関もないようなので、20分待って次の列車で筥崎宮のある箱崎駅まで。

「お腹空いた〜〜」と空にこだますねこの声!!

その頃にはお日様も真上で日差しがジリジリ。
香椎とちがって箱崎は結構都会・・・なので、暑さも都会並
(^^;ゞポリポリ
取り敢えず、神社に向かって歩きながらお昼ご飯が食べられる所を探したものの、無い。
都会とは言え、繁華街ではないからしょうがない(‥ゞ
とにかく汗だくになりながら10分ほど歩いて、
筥崎宮到着!
でも、車の道案内に沿って歩いてしまったから、駐車場から入ってしまった。習性だね〜〜
(^_^;)
その為に横から入ったんだけど、拝殿工事中で、ご本殿も見えない!!
本殿は総建坪46坪に及ぶ優秀な建物で、九間社流造りで漆塗りらしいのですが・・・


こんな感じの拝殿です ご神木 筥松

御祭神は主祭神 応神天皇    神功皇后 玉依姫命
ご神木の筥松はしるしの松とも呼ばれ、三韓征伐の後、宇美の地で生まれた応神天皇の御胞衣をこの地に鎮めてしるしとして松を植えたと言われています。
ちなみに箱と筥の違いは・・・箱は四角くて、筥は円筒形の容器らしい。
地名は箱崎だけど、此処に鎮まっているのは筥だと言うことのようです
(*^_^*)
そう言えば、香椎に行くときに宇美行きの列車に乗ったなぁ・・・。神功皇后が新羅から戻ってきて、宇美で産んだ訳か!って言うか産んだから宇美
(^_^)v
やっぱり九州北部って神功皇后応神天皇の縁の地なんだね〜。

此処の御神徳は「敵国降伏」。
蒙古襲来の時にも、こちらの御神徳で神風が吹いたとか!!

敵国降伏などと、ちょっと怖い御神徳をうたっている割には、とにかくあっけらかんとした気の場所です。




夫婦石 大楠

ご本殿後ろには下のような境内末社がありました。

どのお社も、みんな整った気で、とても気持ちよかったです(^_^)v

それにしても、仲哀天皇が西の末社に居られて、ご本殿に玉依姫命と言うのが・・・。

筥崎宮のHPでは、この玉依姫が神武天皇の母と書いてあるのですが、確かに神武天皇の母君も玉依姫だけど・・・
玉依姫って、御霊を依り憑かせるシャーマンと言う職種名と言うのが一般的だし・・・。

でも、もし、この玉依姫が本当に神武天皇の母だったら・・・もの凄い仮説が立てられる
( ̄ー ̄)ニヤリ
もう少し、調べてから〜
(^_^)v


取り敢えず、この二社を回って、この日の予定終了。
で、んにゃお〜〜ん!! ねこのお腹は空いたまま〜
(-゛-メ) ←お腹減ると怒るタイプ
それに暑い!!&とうとう膝に痛みが来た!!
もう限界〜〜
Y(>_<、)Y

朝、荷物を博多駅のコインロッカーに入れたので、どうしても博多経由で福岡空港に向かわねば。
JRに乗るには、また10分以上歩かなくてはならないしバスならすぐに乗れると踏んだ。
が、しかし・・・博多駅を通るバスは炎天下後1時間待たなくてはいけない。
しょうがないので、すぐに来た天神行きに乗った。

全く博多辺りの地理を調べてこなかったので、ねこの頭の中では、博多が大阪駅、天神が難波と言った無茶苦茶変換!
何処か途中で降りたら何とかなるんじゃないの〜?
KIRIさんは「中州川端って言うのが良いんじゃない?」って・・・。
どう考えても博多駅辺りは迂回して通り過ぎている感じなので、KIRIさんの読みに乗って中州川端で降りた。
「多分、大阪で言ったら淀屋橋辺りでしょう?」となんの根拠もない予測・・・
(^^;ゞポリポリ
で、降りたら大きな橋があって、目の前に煉瓦造りの洋館!
「確かに淀屋橋だね〜」と二人で爆笑
(*^▽^*)
結局地理的にはほとんど天神まで来てたので、大阪で言ったら千日前ぐらいの位置だったかも〜?

空腹でねこが暴れ出す前にビルのレストラン街で目に付いたお店に飛び込んで、お腹いっぱいにした後、地下鉄の天神から乗って、KIRIさんだけが博多で降りて荷物を回収した後、そのまま空港へ無事到着できたのであります。

この画像は、何故か辿り着いてしまった「水鏡天満宮」
町の中の小さな神社だけど、ちょっとイイカンジ
(^_^)v

後で調べたら、この神社が地名としての「天神」の元になったとか(^^;ゞ

なんだかんだと言いながら、ちゃんとポイントは押さえてると言うか、導かれてるんだよね〜♪

と言うことで、おまけ付きの博多近辺神社巡りでした。
九州北部、まだまだ興味深い神社がいっぱい!
やっぱり車であちこちと回りたいなぁ〜
(*^_^*)

そうそう、JRに乗って気づいたことが・・・ネットで調べた時となんだか方向が違う!!
よく見るとあの辺り、路線図の上が南になってる
(@_@)
なんか、博多の人の誇り高さが見えたような気がしたな〜
(^_-)

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