紀州 淡島神社 根来寺 |
2005年7月22日。南西の祐気取りで和歌山方面へ行った。
和歌山と言えば、前にも何度か行っているので、「う〜ん、方面は決まったけど、何処へ行こうか?」と悩んでた。
で、ずっと行くのを避けていた「淡島神社」へ行くことに(^^;ゞポリポリ
それというのも、淡島神社って・・・お人形で有名な神社。
お人形って、やっぱりちょっと怖い!それも大量になると・・・。
でも、まぁ、神様の元に集まったお人形だし、御神威に預かって大丈夫でしょ!
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これが正面 | こんな置物もいっぱい集まっています |
正面の欄干の向こうにお人形さんがいっぱい並んでいるのが見えますか?こんな感じで本殿を取り囲んでいるんです。
右の写真は建物の下に置かれた置物。十二支がこれまた大量に在って、龍君の場所をちょっと写真に収めてきました。
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本殿左の大國主社 | 大國主社横には御神水が出ています |
こちらの御祭神は、少彦名命(すくなひこなのみこと) 大巳貴命(おおなむぢのみこと) 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)の三柱です。
最初この神社は淡島、今の加田の友ヶ島の神島に少彦名命と大巳貴命が居られて、息長足姫(神功皇后)のお孫さんにあたる仁徳天皇が、島だと不便だからと今の場所に移されて、その時にお祖母様の息長足姫命も合祀されたとか。
少彦名命は、大巳貴命(大国主命の別名)と一緒に国造りをされ、農業や酒造り、裁縫技術、医薬の法を教え、温泉も開かれた、ねこきりにとっては有り難い神様。
名前のように、親神様の指の股から漏れるほどの小さ子で、虫の羽根を衣にして、がが芋と言う植物の葉っぱに乗って日本にやってきた、「もしかして一寸法師のモデルかも?」と言われている神様です。
大国主命は、ご存じ出雲の神様、でも、少彦名命は、外から流れ着いた神様と言うことです。
神功皇后が三韓出兵から戻ってきたときに、瀬戸の海上で嵐に遭い、沈みそうになる船の上で神様にお祈りしたら、「船の苫を海に投げ、その流れのままに船を進めよ」と言うお告げを受けて、その通りにしたら、友ヶ島に辿り着けて助かったと言うことのようです。
その時にはすでに二柱の神が祀られていて、神功皇后は三韓征伐で手にした宝物をお供えになったそうです。
でも、今ではやっぱり雛流しの神社として有名ですねぇ。
御神得としたら、やはり少彦名命が医薬の神様としてが一番有名なので、病気回復ですね。
それも、特に女性の病気回復や、安産、子授けに霊験あらたかだそうです。
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パンフによると末社と言うことですが・・・ | 紀文稲荷社 |
左の写真、末社とパンフには在るのですが・・・中を覗いてびっくり(@_@)
さすがに子授けをうたっているだけ在って・・・中にあったものはおびただしい量の陽物。
いや〜っ、古い信仰形態が残っているんですね。
右の紀文稲荷社は淡島神社の近くで生まれ、巨万の富を築いた紀伊国屋文左衛門が、江戸に移り住むときに奉納したお稲荷さんだとか。
う〜ん、巨万の富!!なんて心地良いひびきなんでしょう〜♪
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おびただしい数の蛙が居る遷使殿 | 手水の出口が蛙さん♪ |
遷使殿には、少彦名命のお使い神の蛙さんがまたしてもおびただしい数居ます。
此処のご本殿でお願いしたことを、こちらの蛙さんにしっかり伝えて下さいとお願いすると良いそうです。
右の写真は手水社なのですが、普通龍とか巳さんが水を吹いてるのに、此処はやっぱり蛙さんでした。でも、ちょっとカワユ〜イ♪
パンフレットに寄りますと、男雛女雛の始まりは、こちらの神社の御祭神で在られる少彦名命と、神功皇后の男女一対の御神像だとか。
でもでも、お雛様って夫婦だよねぇ・・・。少彦名って、韓神(からかみ)と呼ばれているし、神功皇后は三韓征伐をやってる。
それが仲良くお雛様???
でも裏を読むと・・・もっ!もしかして〜?わ゛ぁ〜っ!判ったかも〜〜(=^..^=)
この後、ちょっと街の方へ戻ってお昼ご飯。なんせ、あの辺りみんなお休みなんです。きっと土日しか開いてないんだろうねぇ・・・。
でも、そのファミレスでは、安いお値段で結構良いものが食べられたから良かった〜♪
ご飯を食べながら、次何処へ行くか相談。
何せ、あの辺りめぼしい神社がもう無い(/_;)
で、思いついたのが根来寺。
何度も行ってるけど、確かまだ紹介してない♪
このお寺はね水戸黄門に出てくる根来衆のお寺なんだけど、何とも形容しがたい気が満ちた場所です。
ねこは、昔から大好きで、塔の在る場所の気を良く「夢の中」みたいと表現したりします。
前にヨーコちゃんと行ったときもそう言ったら「判るような気がする」って言ってくれたから、きっとその言葉で在る程度は表現できているんだと思います。
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大師堂です | 国宝大塔 |
この塔の在る広場(?)がねこのお気に入り。
結構広い敷地を持つ大きなお寺なのですが、やっぱりこの場所が一番クリアーで大好きですね。
今回は時間の都合で、全部回ってないから、行ったところだけご紹介しますね。
入場料500円を払って、入ってすぐの所にある大師堂の空海像は、結構男前で良いですよ。今回右膝を庇って歩いていたから、此処の階段で左足を踏み外して落ちたのですが、何処も怪我をせず、ふわっと転けられて良かった\(~o~)/
お大師さんがお尻を抱えてくれたのかも♪
お大師さんにご挨拶した後、塔の中に入って、しばし瞑想。
とても暑い日ではありましたが、自然の中の大きな建築物の中って、やっぱり風が吹くと涼しいです。
ちょうど目の前にその国宝の塔の説明図が在って、見るともなく見ていたら、「ピン」と来た。
そう、結跏趺坐で座る姿がその塔の形と同じ。
仙骨に支えられた背骨と、二階部分から空に向かって中心の柱がしっかりと立って居る姿。
そして、頭頂からまだ上に続くいくつかのチャクラ(輪)。
う〜ん、そう言うことか〜♪
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こちらは、大伝法堂。 此処が根来寺の本堂だそうです。 ご本尊は大日如来、 脇仏は金剛薩た(このフォントでは変換しない(/_;)) 尊勝仏頂尊。 このお堂は、真言宗のもっとも大切な修法を 伝える、道場だそうです。 こちらで久しぶりに般若心経を声に出して唱え とても気持ちよかったです。 |
この後、ちょっと場所を移動して光明殿へ。
う〜ん、なかなか良い名前でしょう?
塔の在る場所に入るときに入場料を払っているので、こちらも同じ券で中に入らせて貰えます。
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光明殿の正面です | 中のお庭越にみた光明殿側面 |
光明殿は光明真言殿とも言うそうで、開山興教大師の御尊像をお祀りしているそうです。
この中を通って向かって左側にある行者堂を見せて貰えて、そのまま廊下を渡ると池の中に建っているような感じがする聖天堂も覗けます。
初めて行ったときにここの聖天さんのお守りを頂いたなぁ・・・。
聖天さんって、結構好きかも(^_^)v
でも、此処で何が行われてたのかを考えると・・・ちょっと(-_-;)では在りますが。
また光明殿の中を戻って、廊下を渡ると、休憩所になっていて、冷たいお茶をいただけました。そこにはいかにも福々しい大黒様も祀られていて、福袋なんかそっと撫で撫でしてきました。
ここの庭園は、本当に綺麗ですよ!!
今の季節は緑の濃淡だけだけど、秋、紅葉が始まったら素晴らしいと思います。
此処まで見たところで、時間切れ!!
祐気取りの時間もだけど、後の予定が入っていたので、帰ることにした。
で、外からもう一度光明殿を眺めて帰り道・・・。
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こんな蓮池が!鴨なんかも泳いでるし、この葉っぱ直径80cmぐらい在った!
やっぱり仏さんと蓮って、よく似合う〜(^_^)v
そうそう、此処のお寺、桜の名所ですよ♪
天然記念物のしだれ桜も在って、見応えが在ると思います。
今回紹介していないのですが、指定文化財の不動堂も結構良いし、ゆっくりするのにお奨めのお寺です。
この辺りは、道の端に出ているお店で、生きの良い切り花が結構お安く買えますよ。
地物の野菜や果物も安くて美味しいので、お奨めで〜す♪
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