飛鳥辺り 2

2004年12月18日、ゾーさんと飛鳥辺りへ行った。
そう言えば今年の初めにもゾーさんと飛鳥辺りを散策したような記憶が・・・。
病明けでフラフラしながら山を登ったのは・・・う〜ん悪夢が蘇る・・・
(^,^;)
で、今回は、なかなかイイカンジ♪体調も悪くなくお天気もまぁまぁ
(^^)v
まず最初は
飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)
結構細い道をくねくね曲がって到着♪

建て直されたらしく新しげな拝殿 境内です

ここの神社、なんと陰陽石のオンパレードです。
それだけ、古い信仰形態が残されていると言うことですね。
境内の雰囲気は何とも言えずあっけらかんとしていて、おおらかな感じ。
でも、ここの御祭神に関しては、調べれば調べるほど判らなくなってきて、「絶対何かが隠されている(?_?)」と思ってしまいます。
まず、御祭神を!
事代主神  高皇産霊神(タカミムスヒノカミ)  
飛鳥神奈備三日女神〔賀屋奈流美乃御魂・カヤナルミノミタマ〕
大物主神

今回この辺りを選んだのは、このカヤナルミと言う姫神様を追いかけてでした。
記紀には登場しない名前なのですが、なかなか興味深い!!
出雲國造神賀詞(カムヨゴト)には、「倭大物主櫛ミカ玉命を大御和の神奈備に、アジスキタカヒコネ命を葛木神奈備に、言代主命を宇奈是に、カヤナルミ命を飛鳥神奈備に坐して、皇孫命の近き守り神とさせた」と書いてある。
大物主は櫛ミカ玉と書いてあるからには我が愛しの「ニギハヤヒ」様♪アジスキタカヒコネ命から後は、どうもニギハヤヒ様の子供達。
ただ一人姫神様のカヤナルミちゃん
(*^_^*)
後で出てくるけど、このカヤナルミちゃん、下照姫とも高照姫とも呼ばれてて、なかなか正体が掴めない。
でも、これだけ古い形態の信仰を残しているからには、そんじょそこらで後から作られた神様ではない!!









なんともおおらかな御神体ではありませんか(^^;ゞポリポリ
後で調べたところによると、「当社地を天照大神の旧地大和笠縫邑とする伝承があり、近世では元伊勢とも称していた」とのこと。
もし・・・もしもですよ・・・この名前が沢山あるカヤナルミ大神が、天照大神だったら・・・
(>_<)
だいたい、・・・坐神社と言われるところってほとんど天照が祀られている神社。それもその天照は・・・天照国照・・・って〜、ロマン♪ろまん♪

こちらで、ゾーさんは力一杯神様にプレゼントを差し上げていました。
なかなか気持ちよかったですよ
(*^_^*)

その後、ちょっと地図では判りにくい神社へ行く予定だったので、社務所で神官さんに道を尋ねた。
すると、なかなか興味深いお話が聞けました。
加夜奈留美命神社の場所をたずねたのですが、ちゃんと道は教えてくれたものの「あそこは最近になって勧請しただけで、本来はあの場所ではないです」って。そして書いてくれた地図を指さしながら「この山に本来居られた神様です」って。
でも、今はもう行っても何もないとのこと。う〜ん、いつかその山へも行ってみたいものですが、まず案内無しで入れるようなところではなさそう
(^_^;)
あの神職さん・・・もっともっと大切なことを沢山知ってるんじゃないのかな〜
(^_-)

飛鳥の細い道を走り、次に行ったのは
飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社
多分読めないと思うのでひらがなで「あすかのかわかみにますうすたきひめのみことじんじゃ」って、よけいに判らな〜い
(^^;ゞポリポリ
御祭神は
宇須多伎比売命、神功皇后、応神天皇
この宇須多伎比売と言うのは臼瀧姫とも書き、さっきのカヤナルミちゃんの別名下照姫とも呼ばれています。
で、配神の神功皇后と応神天皇が母子。その繋がりから言ったらおばあちゃま???まさかね〜
(^_-)








小雨の中この階段を登ったわけです これが拝殿

ちょっと息の切れる階段を登ると、ちょっとした広場状態の境内があって、遙拝造りの拝殿が在りました。
本殿はなく、後ろの御山が御神体。たぶん、飛鳥坐神社の神官さんが言ってた御山もこの近所だと思うのですが、なんせ山はいっぱいあるからどれがどれか判らない。
説明では反対側に回り込んでって感じだったから、やっぱり違うかな・・・
(^_^;)
此処の拝殿、前にも後ろにも扉があるらしい。
この日は近郷の人がお掃除に来てたみたいで、ちょっとバタバタした感じ。
でも、ゾーさんはそっと隠れていつものマニ宝珠の大神様をプレゼントしていました
(^^)v

この拝殿の後ろに向かってゾーさんはお仕事をしました



それにしても、朝あんなに良い天気だったのに、やっぱり小雨が降り出しました。
もう、これは仕方のないことなのでしょうね
(‥ゞ

ここから迷いに迷って全く反対の方向、それも吉野の近くまで行ってしまい、やっぱり間違っているという意見でまとまり後戻り。
で、行くときには見落としてしまった細い道に入り込んで見つけました加夜奈留美命神社
柏森(カヤノモリ)と言う小さな集落の中の、名前に似合ったとっても可愛らしい神社。
御祭神は
加夜奈留美命 別名高照姫

こちらの境内末社に九頭神社が在ります。
そして、御祭神は
九頭神。江戸時代には葛神とも呼ばれていたとか。
たぶん、先に九頭神がいたところに、カヤナルミちゃんを連れて来たんでしょうね。
で、全く縁のないところにはやっぱり連れて来れないし・・・葛(クズ)と読んではいるもののアジスキタカヒコネの守る葛木神奈備(カツラギカンナビ)とおなんじ字。
その葛神がアジスキタカヒコネだったら、やっぱりカヤナルミちゃんのお兄ちゃんと言うことになる。
う〜ん、古代史バンザ〜イ
ヽ(^o^)丿
ロマンじゃ〜
(^^)v

ロマンと言えば、この日ゾーさんは、飛鳥のうどん屋さんでお昼ご飯を食べるときに、突然改まって正座して「ワタクシ、重大な発表があります」な〜んて・・・。
結婚報告をしてくれたのでした
(⌒ー⌒) ニヤ〜リ

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